20日の月曜日から挿し木を開始します。
館長の特許の「葉無挿し木法」を始めてから、苗の活着率は90%以上で病気が出る心配もありません。
今までの挿し木は、苗が枯れないか、病気にならないかと毎朝心配しながらハウスに行きました。
今は、毎朝、苗がどれだけ大きくなっているかを見るのが楽しくてたまりません。
今年は、苗の活着率の目標を立てたので、過去最高に色々なことを実験したりルールを決めたり
毎日が忙しいです。
活着率を100%にするためには、
1.理論的に正しい方法で苗取をする。
正しい条件や作業かは、実際に先行生産で確認する。
2.量産の苗取の条件を最高の条件にする。
3.正しい作業を決めて、全員が正しい作業をする。
作業基準書を作成し、事前に教育をする。
4.正しい条件や作業が守られているかチェックリストで確認する。
先行生産で確認しチェックリストを作成する。
5.一番難しいのは、その年の天候や1日の中での気温・照度の変化の中でで最高の条件を選びます。
6.自分のハウスの弱点を探して対策する。
7.思い込みは禁物!(例暑くなるのは10時頃➡実際は7時頃には10万Lを越す)
苗取は、お母さんが、モノを言わない赤ちゃんを育てるのと同じです。
お母さんは、暑い・冷たいミルクを与えたり、暑い・冷たいお風呂には、絶対に入れません。
天候に合わせて、常に苗が何を要求しているかを考えて仕事をします。
決して、手抜きをしたり、過酷な条件にしては、いけません。
特に先行生産の少ない数量で成功したからと言って、1万株、5万株、10万株で
成功するとは限りません。
何故ならば、天候が変わったり、設備や装置が完全に均一でなかったり、作業者が異なったり、
設備が設定通りに動いていなかったり、設定ミスが有ったりで、大変です。
つまり、イチゴの苗取や栽培は難しく、皆んな100点を取ることをあきらめてしまいます。
その結果、毎年天候などにより苗取を失敗したり、収穫量が減るなど痛い目にあいます。
館長は、「ドクターX」のように失敗しないわけでは、ありませんが、様々な条件を達成して
100点満点を目指します。
昨日は、久しぶりに真夏日の30度を越したので、館長の特許の定植不要の挿し木法「葉無直接定植法」の
先行生産のその前の、先・先行生産を行い今年の条件の確認を行いました。
「葉無直接定植法」は、頭上冠水を行わないで挿し木をするので、挿し木の条件が非常に
難しいです。早速大きなミスをしてしまいました。
すぐにチェックリストに追加しました。
昨日は、苗取無で「葉無直接定植法」を行うかおり野の栽培ベットのココ盛とマルチ張をしました。
明日は、20日の「葉無挿し木法」の最後の条件確認を行います。
今日は、館長一人なので、ノンビリ静かに仕事をしています。
写真1。昨年まで使用した栽培ベット。昨年は、忙しくて時間が無かったのでココの盛が少なかった。
写真2.今年は「葉無直接定植法」の活着率を100%を目指して、
栽培ベットのココ盛を丁寧に行いました。
写真3.マルチ張は、先頭の2人がマルチを持ちます。人数が少ない時は、フックで
マルチを吊るします。
写真4.マルチが栽培ベットのパイプに引っかからないように、高く持ち上げて
マルチを栽培ベットの上に載せます。
」
写真5.マルチを栽培ベットのパイプの間に挟み込みます。
写真7。かおり野の栽培ベットのマルチ張が完成です。
写真8.館長の宝物。シャインマスカットが順調に大きくなっています。
摘粒作業が出来ていません。袋掛けや笠かけの時期は、不明。苗取が終わったら・・・。