イチゴの花芽分化が終了して夜冷処理を終了しました。新しい猛暑処理対策設備の効果絶大!効きすぎました!

何とかコロナのクラスターに巻き込まれないで済みました。私たちのような5~7人の農家では、

コロナのクラスターが発生すると1年間収穫が危ぶまれる時期が有ります。

集団での苗取3週間と夜冷処理の苗の定植3週間です。

これからは、館長(肺癌による左肺の半分切除)の体調を守るためにコロナに感染しないようにします。

コロナのワクチンは、10月13日。インフルエンザのワクチンは、来週予約します。

館長が尊敬する「ドクターX」は、失敗しないのではなく事前の調査や検討から、随時「術式変更」

と言う内容で失敗しないようにしているのです。

イチゴの栽培も自然相手なので、様々な科学データーをもとに計画を作成したり、異常気象に対する

対策を準備しなければなりません。

つまり自然相手のため必ず大なり小なり失敗します。その時に過去の失敗した経験から得た「対策」を

有効に活用したり、新しい失敗でも「諦めずに、即様々な対策をトライ」出来るかどうかです。

近年IOT全盛の時代になっていますが、どんな科学データが有っても「イチゴの生理」や「新しい栽培知識」が

無ければ、生き残れないのです。すなわち、「じいちゃん・ばあちゃん」や近所の仲間からえた、温暖化前の

知識では、これからのイチゴ栽培は難しいでしょう。

館長は、毎年のイチゴの出来栄えと失敗の記録をブログの写真と、毎日の作業計画書に残しておきます。

今年の猛暑を予測して、「苗取から夜冷処理の定植さらに収穫」までの問題点を、事前に対策を考えて新しい設備

を自分で考えて導入しました。これからのイチゴ栽培の炭疽病対策や温暖化対策は、市場に販売されている設備

では、対応できないでしょう。皆さんはこの3年間コロナによる減収と思っておあられるかもしれませんが、

異常気象によるイチゴの不作が2~3年続いているのです。

今年も、夜冷処理をしない父後の花芽分化は、昨年以上に遅れるでしょう!

新しい設備の夜冷処理への効果は、館長の期待以上でした。

むしろ、効果がありすぎて夜冷処理が進み過ぎて失敗もしています。

しかし、今年貴重な科学的なデーターが入手できたので、来年の夜冷処理は、今年以上に上手に出来るでしょう。

苗採りにおいては、苗取後の8月の猛暑の連続に対して、対策済みと安心していたのでかおり野の

苗取後の枯れや生育が遅れが出てしまいました。来年は、気を抜かずに再度対策を実施します。

夜冷処理は、株の大きさや気温や肥料濃度や設備能力や品種により大きく差が出てしまいました。

しかしながら、どんなに株を大きくしても必ず花芽分化するなど、過去疑問に思っていたことが、

迷信であったことが判明して、来年は更なる株の大きさを目指し夜冷処理を行います。

館長は、収穫時期と作業量を分散させるために、7種類のいちごを「夜冷処理」・「半夜冷処理」・

「遅い夜冷処理」に分けて栽培します。つまり21種類のいちごを管理しているのと同じです。

この計画から実施までが大変ですが、終われば10月から1月までの作業や収穫が平準化されて

楽になります。

来週から、ガンガンイチゴの生育を促します。

花芽分化の進み具合に合わせて葉欠きもします。

今シーズンの8百何円の支払いが、完了しました。(異常気象対策・ハウスのビニール張り替え・

軽トラの購入)。8百万円も投資したので今年も絶対に失敗できない!

写真1.全体の95%の花芽分化が終了してハウスの中は、ほとんど定植が終わりました。

    真ん中のメイン通路も不要なモナが整理されてきました。

    ようやく、イチゴ園らしくなりました。

写真2.順路1の章姫。ようやく少し大きくなってきました。

写真3。夜冷処理の章姫。

写真3.半夜冷処理の章姫。

 

写真4.遅い夜冷処理の章姫。

写真5.順路2のかおり野・紅ほっぺ・ホワイトベリー。

写真6.順路2の紅ほっぺとホワイトベリー。

写真7.順路2の苗取無の「葉無直接定植」かおり野。館長の特許です。

写真8.ポット受け苗のかおり野で、夜冷処理後に定植。

写真9.ポット受け苗のかおり野で、半夜冷処理後に定植。

写真10.ポット受けで苗が大きくならない株を無処理で定植。

写真11.夜冷処理のかんな姫。花芽分化を見落として定植。来週から花が咲くでしょう。

写真12.半夜冷処理のかんな姫。

写真13。遅い夜冷処理のかんな姫。

写真14.ホワイトベリーの夜冷処理苗。

写真15.ホワイトベリーの半夜冷処理苗。

写真16.ホワイトベリーの遅い夜冷処理の苗。

写真17.夜冷処理のアイベリーの苗。

写真18.半夜冷処理のアイベリー。

 

写真19.10月4日に定植する遅い夜冷処理の紅ほっぺのエリア。

     これで、今年の定植は完了です。

  

写真20.今日で夜冷処理が終わった遅い夜冷処理の紅ほっぺ。

写真21.当館の補植用苗と来シーズンの親株苗。

写真22.なかなか大きくならない章姫。10日までに大きくしたい。

写真23.暑さの影響で、根の力が弱く大きくならないかおり野。

 

 

イチゴの7品種の75%に花芽分化が起きました。定植も順調に進んでいます。

コロナの感染が山を越し減少傾向が見られます。

孫の小学校の運動会は、かなり制限が有り、じじ・ばばは、孫の学年以外の参観は許可されませんでした。

運動会に行って驚いたのは、4~6割の人がマスクをしていませんでした。

専門家の話では、冬にはコロナとインフルエンザの流行が起きるそうです。

12月からのいちご狩りは、また激減するかもしれません。

今日からようやく最低夜温が、24度を切り22度でした。イチゴの栽培には、秋の訪れを知らせる

夜温が20度を切るのが一番大切です。花芽分化が遅れた昨年以上に、今年も自然花芽分化が遅れそうです。

今年の猛暑の中、イチゴの花芽分化は少し遅れ気味ですが、何とか花芽分化しているので

気持ちが楽になりました。イチゴの7品種のうち75%が、花芽分化を迎えたので75%の定植が完了しました

花芽分化は、品種や苗の株の大きさや肥料濃度や冷却設備や夜冷処理のスタート時期により、変化するので

大変です。館長は収穫時期を3段階に分けているので、21通りの組み合わせで、花芽分化を管理しています。

今年は、紅ほっぺの花芽分化が遅れているのと苗の株の大きさの違いで、花芽分化時期が夜冷処理と

半夜冷処理時期が逆転しました。驚きです!

残る心配は、かおり野の自然花芽分化時期です。昨年より10日ぐらい遅れるかもしれません。

9月14日の章姫は、花芽分化初期に定植したので、花芽が進んでいるか心配でしたが、

検査の結果、無事花芽が進んでおり、定植時ステージ1が、ステージ5に進んでいました

写真1.8月18日頃から少しずつ葉露が出て来ました。葉露が出れば、肥料を吸うので生育が良くなります。

  葉露が出るのは、生育状態が良く、温度が低く湿度が高い条件です。

  

写真2.ようやく半夜冷処理の紅ほっぺに花芽分化が起きて、定植を開始しました。

古い葉を葉欠きして定植したので、害虫の駆除は早いでしょう。

写真3.定植が完了した半夜冷処理の紅ほっぺの根っこ。毎週の各品種の根の調査では、

   何時も一番良く根が出ている紅ほっぺの根の出が良くなかったので、心配していましたが、

   十分立派な根が出ていてホッとしました。

写真4.B棟西の苗。数が減りました。様々な品種と時期の苗が入っています。

写真5.A棟東。補植用の苗を置いてあります。

写真6.S棟。葛苗の集まりです。10月10日頃を目指して株を大きくしています。

 

写真7.順路1の章姫。夜冷処理の苗は、2回目の葉欠きが終わり、古い葉の除去が

    ほぼ終わり、害虫が少なくなりました。害虫ゼロにが、まだ時間が掛かります。

写真8.右側は、半夜冷処理の苗でまだ葉欠きをしていません。

    左側は、2回葉欠きをした夜冷処理の苗。

写真9.順路2のかおり野・紅ほっぺ・ホワイトベリー。左側が、紅ほっぺとホワイ手ベリー。

    来週の前半に半夜冷処理の紅ほっぺを定植すれば完成です。

    こちらの苗は、葉欠き済みの苗で定植しました。

写真10.暑くて苗取に苦労したかおり野の夜冷処理の苗。

     半夜冷処理の苗の内300は、生育が遅れてて、定植出来ません。。

写真11.今年過多導入したかんな姫。株が大きく花芽分化が早い。

     夜冷処理が不要なので、選びました。甘さは館長の腕次第です!

写真12。お土産用と販売用のホワイトベリー。例年の1.5倍に本州を増やしました。

写真13.夜冷処理の章姫には、ランナーが沢山出て来ました。栄養成長から

生殖成長に入っている証拠です。ランナーが2本出ているのは、出蕾が2週間後を意味しています。

10月6日頃に1~2%出蕾するでしょう。出蕾は、2本あり芯止まりが1本でした。

猛暑日の連続でイチゴの自然花芽分化が遅れています。夜冷処理のイチゴの定植の真っ最中です。

コロナの感染も拡大から小康状態に入ったようです。

しかしながら、小学校では学級閉鎖が起きています。当館も定植が終わるまで、コロナに感染できません。

後二週間、コロナに感染しないよう頑張ります!

毎日35度を超す猛暑日の連続で、イチゴの自然花芽分化が大幅に遅れるでしょう。

この猛暑を一番喜んでいるのは、病害虫です!害虫の卵から成虫になるまでの期間が短くなるので、

害虫を駆除しないと害虫が増殖して大変です。苗は炭疽病が多発して大変と聞いています。

館長は、35度を超す猛暑日でイチゴの苗の病害虫の心配をしていましたが、ここ数年は、

従業員の皆さんの健康が心配になってきています。

今年から、暑い時はクーラーを使用するようにして、皆さんの健康を守るようにしています。

当館の夜冷処理の花芽分化は、紅ほっぺの生育が良くて、4~5日花芽分化が遅れそうです。

と言うことで、先週は12月上旬収穫の章姫とホワイトベリーとかおり野とかんな姫の定植が完了。

来週は、12月中旬に収穫する品種と紅ほっぺを定植します

今週は、小学校や中学の運動会や文化祭で、従業員の方がお休みで、人手が不足して大変です。

夜冷処理の時期を変えて定植時期を変えているので、仕事の平準化が出来ているので助かります。

花芽分化をコントロールして収穫時期を平準化すると様々な作業まで平準化できるので良いです。

今年の苗は、猛暑日の連続で枯れないように水を多くしたので、背丈が伸びて徒長気味です。

この徒長は館長の力では、どうすることも出来ません。

コストを2~3倍掛ければ、対策が可能です。

館長は、肺がんの手術から3年を過ぎて、体調も戻ってきました。力仕事は、肺を四分の一

除去したので、酸素不足で力が出ません。75才になったので、自治会では敬老会扱いです。

お赤飯を頂きました(笑い)。

写真1.夜冷処理が終わり定植したばかりの章姫。猛暑の影響で苗の背丈が伸びすぎています。

写真2.定植が終わった夜冷処理の章姫の葉欠きをしました。当館は無の約栽培なので、

    粘着くんが良く効くように、葉の枚数を減らします。成長を良くするには、

    葉の枚数が多い方が良いです。無農薬が優先です!

写真2.順路2は、かおり野のほかに夜冷処理のホワイトベリーを定植。

写真3.夜冷処理が終わり定植したポット苗のかおり野。

写真4.今年から導入するかんな姫。

写真5.お土産用のホワイトベリー。今年から販売を増やすのでホワイトベリーを、

   増やしました。

 

 

 

イチゴのかんな姫が、ご懐妊!花芽分化が起きました。

山梨は、じわじわとコロナの感染が広がっています。

今年は、計画通りに仕事が進んでいます。事前の予測通りなので、

全て作業が順調に進んでいます。

待ちに待ったイチゴの花芽分化が始まってきました。

イチゴの花芽分化は、イチゴの品種や日長時間や温度や窒素濃度に関係します。

館長は、各品種ごとに収穫時期を分けて夜冷処理をしています。

章姫・紅ほっぺ・かおり野・ホワイトベリー・アイベリー・サラダイチゴ・かんな姫と

それぞれ、収穫時期を3段階に分けています。

7種類のいちごを3段階に分けると、21通りの条件を管理しなければなりません。

収穫時期をずらすことにより収穫作業が平準化されたり、お客様が欲しい時期に欲しい品種が

収穫出来ます。

かんな姫は、今年から栽培なので初めての夜冷処理です。

かおり野と同じか少し早いと聞いていましたが、予想通りの結果で一番早く花芽分化しました。

今日の花芽分化の調査結果は、12月上旬収穫のかんな姫の花芽分化はステージ5のがく片形成時期でした。

12月上旬の章姫は、ステージ1の分化初期でした。

収穫時期を左右する、花芽分化起きているので、嬉しくてたまりません。

これから毎日実態顕微鏡で花芽分化を調査しながら定植をしていきます。

今日の花芽分化の調査結果では、かんな姫は、今日即定植しました。

章姫は、9月13日が予定です。

今日定植したかんな姫の収穫は11月末頃になります。今年は、出荷を多めにするので、

早く収穫出来ても問題はありません。

今までは、いちご狩りの時期に合わせて収穫時期を聞けていたので、収穫時期が外れると

イチゴが余り、大変でした!。

温暖化対策と省エネ対策の目的で、国からの補助金で導入した設備は、順調に効果を発揮しています。

これから、12月末までの温暖化対策と省エネ対策の効果が期待でき楽しみです。

今から今月いっぱいは、忙しくなります。待機しているYさんが、明日から出勤です。

写真1.12月上旬から収穫予定の苗。9日から花芽分化が起きた苗から定植します。

 

写真2.12月中旬から収穫予定の苗。12日から順次定植がスタート。

写真3.12月末から定植の苗。苗も葉欠きごとに大きくなってきました。

写真4.苗取無で直接挿し木した、かおり野。少し元気が良すぎて、株が大きくなりすぎたようです。

   様々な対策をして、9月末に花芽分化10月末に出蕾を目指して頑張ります。

 

写真5.花芽分化ステージ5(がく片形成時期と少し定植が遅れたので、

    9月末から10月上旬に出蕾するでしょう。

写真6.定植が完了したかんな姫。大きい株と小さい株が混ざっています。

写真7.12月上旬の苗。紅ほっぺとかおり野の根が急激に増えてきました。

写真8.12月中旬の苗。どんどん根が増加しています。

写真9。12月末の苗。花芽分化が起きれば、何時でも定植できる苗に「成長しました。

    12月末に収穫出来るように夜冷処理をします。

 

 

イチゴの定植開始2週間前!炭疽病の無い元気な苗に成長しています!

山梨のコロナ感染は、まだ治まっていません。

定植が完了する今月までは、全員コロナに感染できません!

定植が終われば、少しのトラブルであれば、何とかなります。

今年の残暑が厳しいですね。

今年も炭疽病の発生や親株の枯れや病気で苗不足の声が聞こえてきます。

今年のような猛暑では、従来方式の苗取りでは、炭疽病が出やすいですね。

その点、館長が取得した「葉無挿し木法」や「葉無直接定植法」は、炭疽病が出ないので安心です。

今年のように暑いと、頭上灌水を1日何回も行うので、1本でも病気があるとその党の苗は、

全滅する可能性があります。と言って手灌水は時間がかかり毎日が大変でできません。

この残暑で当然「苺の花芽分化」も大幅に遅れるでしょう。

当館は、3回に分けて夜冷処理を行うので、花芽分化の遅れは心配ありません。

心配なのは、「葉無直接定植法」のかおり野の自然花芽分化の遅れです。

昨年までは、自然花芽分化の遅れは仕方がないとあきらめていましたが、今年は「新兵器」で

かおり野の自然花芽分化もコントロールすることに挑戦します。

いずれにしても、9月はイチゴさんたちの生理を理解して、「何とかイチゴさんたちが、秋が来たので

花芽分化をしましょう!」思ってもらわなければなりません。

いわゆる、イチゴさんたちとの駆け引きの毎日です。

今年の苗は、暑いせいか、徒長もすくなく根の張りもよくなってきました。

今月中旬の定植に向けて、栽培ハスの準備を完全に終わらせなければなりません。

章姫のお客様には、出荷が始まります。今年の暑さで他の農園では、暑くてハウスに入れないので、

定植の準備が遅れているようです。

写真1.12月上旬収穫の苗。苗の大きさも計画通り、そろっています。

写真2.12月中旬から収穫する苗。

写真3.12月末から収穫する苗。葉欠きにより急激に大きくなっています。

写真4.章姫の苗。

写真5.栽培ハウスに苗取りをしないで、直接挿し木定植をしました。

   苗の生育が育苗ハウスより良いので、元気が良すぎて栄養成長にならないように

   コントロールして、かおり野の自然花芽分化を遅れないようにします。

写真6。12月上旬に収穫する苗の生育状況。愛ベリーの根が一番良いです。

    予想外に紅ほっぺの苗の出が遅いです。かんな姫に苗は良いです。

写真7.12月中旬から収穫する苗。品種の傾向は同じです。根のでは、各党の中で

   一番良い!

写真8.12月末に収穫する苗。小苗でもよく根が出ています。

写真9.シャインマスカットの収穫が完了しました。白い袋は緑の袋より、

   黄色ぽくなります。来年は、緑の袋をかけます。糖度は甘く好評でした。

写真10.右側は、ジベ処理後に花が咲いてジベ処理が出来なかった房。

    左側は、摘粒を忘れた房で、沢山粒が残っているので、小粒になりました。

 

イチゴの苗もほんの少し涼しくなったので、生育が良くなりました。甲府は、少し秋めいてきました。

山梨のコロナは、拡大傾向です。山梨の皆さん注意しましょう。

当館も人数が6人と少ないので、万一のコロナ感染にに備えて作業の計画を前倒しして

定植作業に影響が無いよう頑張ります。

定植作業が終われば、万一集団感染しても、乗り切ることが出来ます!

昨日は、ようやく最低気温が24度を切りました。

日没も早くなり、周りの稲も葉露が出て、秋を感じる今日この頃です。

夕方は、涼しい風が吹くようになりました。

しかし、昔に比べると猛暑の連続です。昨日の最高36.4度を真夏並みです。

もう、イチゴの栽培も猛暑を考慮した栽培をおこなわなければなりません。

館長は、8月の栽培条件を根本的に見直して、異常気象に対抗しています。

つまり、今までの常識では、イチゴの栽培が出来なくなってきました。

そして、この異常気象に対応できる設備と技術を保有していなければ、むざむざ収穫時期が遅れたりして、

イチゴの収穫量は激減するでしょう。

館長は、今年、国の補助金を活用して、様々な対策が出来るようにしました。

2件は、完成報告書を出しました。

もう1件は、来月完成報告書を出す予定です。提出が遅れると、補助金が盛られなくなります。

これから、栽培ステージに合わせて実施して効果の確認をします。

栽培ベットの培地のココ盛がほとんど完成しました。給液が漏れているベット4本を今週完了させれば、

重労働で大変な作業が終わります。

写真1.12月上旬から収穫する苗。すっかり大きくなってきたきました。

 

写真2.12月中旬から収穫する苗。

写真3.12月末から収穫する苗。確実に大きくなっています。

写真4.予備苗と章姫の苗。

写真5.苗取無しで、栽培ベットに直接挿し木したかおり野などの苗。葉の枚数が増え、

    葉の大きさも大きくなってきました。これからは、栄養成長に行きすぎないように

   して、花芽が来るのを待ちます。月中旬の出蕾までに、各苗の株の大きさを

   揃えます。

写真6.ようやく漏れている4ベットを除き、重労働のココ盛作業が終わりました。

写真7.各棟の章姫の根の状況。毛根が増え、直根が少し根鉢の外に出て来ました

    定植時には、直根が沢山出るようにします。

写真8.漏れているベットは、ココが老化しているので、交換します。10年に1回

 交換しています。

写真9.栽培ベットから出した、ココ(ヤシ殻)。希望者に無料で差し上げています。

写真10.ハウスの中の雑草を除去します。ハウスの中は雑草にとって良い館長なので、

    除去して害痛が増殖しないようにしました。取っても取っても、雑草は

   出てくるので、大変です。この雑草を除去しないと無農薬の苗は作れません。

イチゴの苗の夜冷処理が近づいてきました。「葉無直接定植」のかおり野が予定より早く大きくなってきました!

山梨では沢山の方がコロナに感染しているようです。

館長は基礎疾患があるので、今でも毎日マスクをしています。

いちご園の作業も全員マスク着用です。零細農家は、コロナの集団感染に陥ると、作業が

大幅に遅れて1年間のイチゴの収穫量が激減します。

しかし、毎日外は36度越、ハウスの中は40度越えです。

汗びっしょりになると、「コロナで熱が出ているのでは?」と心配になることが有ります。

6月に苗取、7~8月と育苗、これからは苗を大きくしながら夜冷処理をして、イチゴの

花芽分化をコントロールしなければなりません。

夜冷処理のタイミングは、苗の大きさやその時期の気候(気温)で決めます。

今年は例年より暑いのでそろそろ12月上旬の収穫のための夜冷処理を開始します。

その後、12月中旬の収穫の夜冷処理、最後に12月末の収穫の夜冷処理を行います。

夜冷処理のタイミングを間違うと大きな失敗につながりますのでご注意ください。

栽培ハウスの培地(ヤシ殻)のココ盛が、3分の2が終わりました。

毎年、栽培ベットの培地の追加とココ盛に多大な時間と労力と重労働を強いられていました。

今年の培地のココ盛は、ココプレートを採用したので、大変楽になるのとココを桶で運びベットに載せる

作業が無くなったので、スムーズに仕事が進んでいます。栽培ハウスは、一番暑くハウスミストを

使用していても40度越は、当たり前です。涼しくなってから栽培ハウスの作業をしたいのですが、

今年も8月末まで外気温は、35度を越しそうです。

一番根の出の遅い章姫も少し根鉢の外に毛根が出て来ました。

写真1.12月上旬からの収穫の苗。根も出てきて茎も太くなり、葉の色も良くなってきました。

  

写真2.12月中旬から収穫の苗。少し小ぶりですが、がっちりした苗になりそう。

写真3.12月末からの収穫の苗。まだ小ぶりです。一番がっちりした苗を目指しています。

写真4.自然花芽分化の苗と余った苗のハウス。遅く苗取をしましたが、追いついてきました。

写真5.「葉無直接定植」したかおり野の苗が大きくなってきました。今年は

    大きくなるのが早いです。自然花芽分化なので、密かに花芽分化をコントロールする

    システムを、開発し導入しました。

写真6.一番根の出が遅い章姫を毎週チェックしています。右側2本が12月上旬の苗。

    右から3~4本目は、12月中旬の苗。右から5本目は、12月末から収穫の苗。

    6本目は、自然花芽分化の苗。

写真6.ベットにココプレートを並べて置き、その上に点滴チューブを載せて給液

    します。

写真7.ココプレートに給液を吸収させて、四角いブロックに膨らませます。

写真8.四角くなったココブロックを手で盛り上げていきます。

 

写真9.全体の3分の1のココ盛とマルチ張が終わりました。作業が楽になった分、

    例年より1週間早いです。

イチゴの苗の健康診断の結果、良好です!前田の特許の「葉無し挿し木法」の苗取は、炭疽病は出ません!

コロナの感染状況は、拡大の一方です。高齢者や基礎疾患の有る人には、重症患者が出ているそうです。

皆様もご注意ください。

苗取も順調に終わり夜冷処理前にどれだけ苗を大きく出来るかが、勝負です。

今年の甲府の8月11日までの気温は、昨年より約1度低いです。

しかし、日本全国は台風6号の影響で、猛烈に暑い日々が続いています。特に北陸はフェーン現象で、

39度前後の気温となり猛烈に暑くなっています。

北海道も例外でなく、暑い日々が続いています。

苗の方は、新芽が出てきて急激に成長し始めています。

まだ暑いので、葉からの蒸散が多いため、水やりが大変です。

当館は、炭疽病の心配が無いので、スプリンクラで頭上灌水を行うので手がかかりません。

炭疽病が出そうな苗は、頭上灌水を避けた方が正解です。

苗の成長に伴い、今年の苗の健康診断を行いました。

地上部は、小苗が15Cm。中苗が18Cm。大苗が、20Cmでまずまずです。

根に関しては、まだ太直根は、紅ほっぺやアイベリーの生育が良い苗に少し出始めています。

暑さの影響でしょうか、根の色が茶色っぽい苗もありました。

炭疽病やうどん粉病は出ないので、安心です。

台風が来るのでハウスの周りのガラクタや使えなくなった物を捨てました。

8㎥8万から10万円です。今は、捨てるのに沢山の金がかかります。

写真1.12月上旬収穫の苗。大きさがそろってきました。

写真2.12月中旬収穫の苗。

写真3.12月末頃収穫の苗。少しずつ大きくなっています。

写真4.章姫の苗と余った苗。

写真5。すっかり大きくなってきたかおり野の「直接定植」苗。これからは、大きくならないように

調整します。

写真6.章姫・紅ほっぺ・かおり野・アイベリーの「葉無直接定植」苗。

写真5.章姫2ほんと紅ほっぺ2本とアイベリー2本。

写真6.背丈は、19Cm。根の出は、アイベリーが一番良いです。次に紅ほっぺ。

章姫と続きます。少し章姫の苗の出が遅れている。

写真7.ホワイトベリーとかんな姫の大苗。根の量は同じくらいです。

写真8.まだ細い毛根しか出ていません。

写真9.章姫・紅ほっぺ・アイベリー・ホワイトベリーの中苗。背丈は15~18Cm.

写真10.中苗の根の状況。紅ほっぺに少し直根が出ています。根の量は、大苗と比べて

あまり変わりません。

写真11.章姫・紅ほっぺ・ホワイトベリー・かおり野。背丈は、13~16Cm

写真12.全品種、根の量が少ないです。かおり野は、大苗なのに根の量が少ない。

直根も出ていない。

写真13。廃却した不要の品物。後で捨てて公開することも有りますが、捨てる時には捨てます。

     8㎥は、結構の量です。請求書が怖い!。

 

 

 

 

 

イチゴの苗取も終わり、苗も順調に生育しています。連日の37度越の猛暑の中、炭疽病も出ず、平穏な毎日を過ごしています。

甲府は、ほぼ毎日37度越えの猛暑日の連続です。

前からも館長が述べているように、イチゴの栽培は、温暖化により、もう関東から南では

栽培が難しくなっていています。

イチゴの栽培は、「おじいちゃん」「おばあちゃん」や「近所の先輩やベテラン」から指導を受けて栽培する

古い温暖化の前の技術の農業では、不作に見舞われてしまいます。また、昔の古い栽培技術を

新しい「IOT」技術を駆使して栽培しても、この温暖化には対応できません。何故なら、必要なデータが無く、

データが有っても温暖化対策が分からない技術者や栽培者では、何もできないのです。

ましてや、温暖化対策技術と新技術の設備が無ければ、対策も出来ません。

温暖化に伴う栽培技術の変化は、新しい技術を駆使した設備の導入と「一手間も二手間」を加えなければ、

従来通りの収穫量は確保できないでしょう。

温暖化の第一関門で猛暑日の中での難しい苗取も、館長が特許を取得した「葉無挿し木法」と「葉無直接定植」の

お陰で、この5年間は炭疽病も出ず、苗が枯れる心配もなく、葉欠きなどの作業も順調に進み平穏な毎日です。

今後は、第二関門の温暖化の名毛での「花芽分化」のコントローに入ります。

その後は、第三関門の「異常気象による休眠」の防止です

8月中旬からは、少し涼しくなるのでイチゴの苗も急激に新芽が出てきて苗が急速に成長します。

急激な成長に伴い、毎日の水やりや葉欠きや小苗と大苗のっ選別が忙しくなります。

水やりは、基本自動で行いますが、部分的に水が不足しているポットは、人間が手で水やりを追加します。

館長は、現在花芽分化を気象条件や苗の生育状況から推定して、夜冷処理の「開始時期」や「夜冷期間」を決め

12月からの収穫量の予測をします。

写真1。12月上旬から収穫する苗のハウス。ようやく苗の大きさもそろい夜冷処理の開始を

    待っています。

写真2.12月中旬から収穫を開始する苗のハウス。前の棟より少し小さめです

写真3.12月末から収穫する苗の棟です。小さな苗ですが、夜冷処理や定植までには

    大きくなるでしょう。

写真4.章姫の棟。小苗や余った苗が集まります。

写真5.苗取無で直接定植した、かおり野の苗。これからの課題は、全ての苗を同じ大きさにそろえて、

    栄養成長に入り込まないように肥料管理をします。

    夜冷処理をしないので、自然花芽分化のコントロール技術が必要です。

定植が無いので、苗を運搬したり、水やりが不要なのですごく楽です。

   「葉無直接定植」は、管理が楽で重労働から解放される手法なので高齢者向きですね。

写真6.紅ほっぺと章姫とかおり野と愛ベリーの定点カメラ撮影エリアです。

 定点カメラでの生育調査は、イチゴの生理解析には、役に立ちます。

 

写真7.苗の成長が良すぎて、花も咲き株も大きくなりました。

写真8.成長を抑制するために葉欠きをしながら株を大きくします。

 

イチゴさん達は、猛暑の中炭疽病も出ず、頑張っています。本日の予想最高気温は、39度の猛暑です。

毎日猛暑日の連続で、イチゴさん達よりも私達人間がまいっています。

甲府は、猛暑日の日数が多く、最高気温も、時々日本一になるほど、高温地域で有名です。

甲府は、夏暑く、冬寒いので、イチゴ栽培には適しているとは言えないでしょう。

ここ数年、館長はイチゴさん達の高温対策を行ってきたので、イチゴさん達は、この猛暑でも

頑張っています。

しかし、人間への対策をあまりしてこなかったので、この暑さは耐えられません。38.9度の

時は、少し熱中症気味でした。

従業員の皆さんは、命が大切なので、今年から夜冷処理用の冷房装置があるエリアは、作業中のみ

冷房の使用を許可しました。

最近感じることは、もう日本においてイチゴ栽培に適した地域が無くなっていることです。

イチゴ栽培は、他の農作物よりも栽培期間が15か月と長いため、温暖化や異常気象の影響を

受けやすいのです。その証拠にこの3年間のイチゴの収穫量は減り、不作の連続です。

市場では、1パック800~1200円のイチゴが当たり前になっています。

このまま温暖化が進めば、近い将来イチゴを栽培できる農家が激減して、皆さんは、高いイチゴを

食べなければなりません。イチゴが高い分お客様もイチゴの年間消費量が激減すると思います。

食べ放題のいちご狩り文化も、おそらく激減するでしょう。

イチゴ栽培の温暖化や異常気象を乗り切るためには、イチゴの生理を理解し、栽培条件を意のままに

コントロールできる農家しか生き残れないでしょう。

館長は、もう一度イチゴの生理を再勉強して、イチゴが求める良い栽培条件を安い費用でコントロールで

きるように、約900万円の設備投資をしています。

約900万円の投資に当たっては、館長の年齢(76才)を考えて、もうイチゴ栽培を止めて楽な老後の生活を

目指すことも考えました。しかし、3年前不幸にして肺癌(ステージ3の2B)が見つかると同時にコロナの

感染が爆発的に拡大しました。現在は、手術により左肺の半分を摘出したことにより、肺癌の再発も無く、 

ようやく元気な館長に戻りました。しかし、急激な運動は酸素不足になり難しいです。

肺癌の再発の可能性が少なくなった今、感じることは「生きている幸せです。」

残り5年間を、もう一度イチゴ栽培の改善に寄与しよう!

一方、温暖化や異常気象によるイチゴの栽培の難しさに直面し、経営的にも苦しい状況です。

異常気象によるイチゴの不作や資材費高騰のエンドレス化や人件費の高騰。いちご狩りの顧客の減少。

日本のイチゴの栽培に関して、学者先生がイチゴの生理を研究されているので、勉強すれば

今から何をしなければならないかが分かります。

適地適作の観点から、日本の農作物の適地が北海道に移動しています。しかし、北海道も最高気温が軽く

30度を越て35度と言う猛暑日も出て来て近い将来、北海道でもイチゴの栽培は、難しくなるでしょう。。

結論は、温暖化と異常気象対策が出来なければ、日本でのイチゴ栽培は難しいでしょう。

温暖化や異常気象の対策には、高価な設備や電気代や重油代がとてつもなくかかります。

従って安い設備投資で電気代や重油大が安い設備を導入しなければなりません。

日本のイチゴ栽培は、新しい品種開発に目を奪われて、悲しいかな、国の技術者やの県や市の技術者や

農協の技術者の皆さんは、「イチゴ栽培における温暖化や異常気象対策」には取り組んでおられないようです。

つまり、イチゴ栽培で生き残るためには、自分で安い設備でエネルギーコストが安い設備を開発して

行かなければなりません。

また、苗取も「暑い夏でも高温に耐え炭疽病が出ない苗取法に変えていかなければなりせん。

驚いたことに、上述の国や県や市や農協の技術者のほとんどは、イチゴの苗取が難しく炭疽病に

苦しんでいることを、ほとんど知りません。

幸い、館長は高温でも炭疽病が出ない上、苗の活着率も95~98%の「葉無挿し木法」と「葉無直接定植」を

開発し特許を取ったので、苗取は安心です。

従って、現在は温暖化対策と異常気象対策を研究しながら、とりあえず設備費が安くてエネルギーコストの

安い設備を自分で考えて導入しています。

幸い、今年度導入する設備の設置や工事が終わりました。

これから栽培時期に応じて、導入した設備を有効に使い、

1.安心な残留農薬ゼロ(無農薬)のイチゴ

2.練乳不要な甘いイチゴの栽培。

3.多品種栽培。

4.早期出荷(12月上旬)。

5.栽培期間の延長(5月末までの出荷)。

6.炭疽病が出ない「葉無挿し木法」と「葉無挿し木法」の継続。

7.収穫量の安定化(ハウスの弱点・品種の弱点・栽培の弱点・効率的なエネルギーの使用)。

を目指して頑張ります。

今年から「館長の安心安全な無農薬のイチゴの美味しさ」と「練乳不要な甘いイチゴ」を

スーパーや専門店に出荷していきます。イチゴ狩りは、半分以下に縮小しますので、ご予約は

お早めにお願いします。

写真1.12月上旬出荷用の苗。

写真2.12月中旬出荷用の苗。

写真3.12月末からの出荷用の苗。

 

写真4.夏の暑さに耐えられる「葉無直接定植」は、苗が大きくなりました。

写真5.「葉無し直接定植」もうすっかり大きくなりました。

写真6.「葉無直接定植」の生育状況を定点カメラで撮影中。品種は、紅ほっぺ・

    かおり野・章姫・アイベリーの4品種

写真4.ハウスのビニールの張替えにより、不要となったビニールや保温材。

   なんと、今回は妻面側のビニールや防虫ネットを交換したので、

   重量は1500Kg有りました。廃棄する費用は、20万円ぐらいかかるかもしれません。

写真5。15年使用した軽トラックも、安全を考えて新車にしました。

    今回は、マニュアルからオートに変更。2駆から4駆。衝突防止付に

    変更。