とうとう、山梨のインフルエンザの流行が、日本一になりました。残念!
11月7日は、100年ぶりに最高気温を更新して、28.4度と日本最高になりました。
今年の11月は、10月より暖かいので、夜冷処理のイチゴが予定より10~20日早くなりそうです。
原因は、11月の暖かさと、8月の暑さで苗の生育があまり良くなかった。
山梨の自然花芽分化は、大幅に遅れて11月中旬が開花でしょう。
当館は、夜冷処理の小さいイチゴは、無視して除去して2番目の実を早くならせます。
この暖かさでも、かんな姫は、糖度12ありました。酸味の無いチゴですね!
山梨の気候は、日本の最高気温にならなくても、常に上位になっています。
冬は寒いし、夏は暑いし盆地特有の寒暖差が激しく、イチゴ栽培には適さない地域です。
栽培管理は難しいですが、技術で克服できれば、イチゴの甘さ(日長が長い➡光合成が良い)と
(寒暖差で➡糖度が高くなる)のメリットがあります。
今週の栽培状況は、ランナー取が忙しいです。2番目の蕾が出蕾する2週間前から沢山ランナーが出ます。
太さも太いので2番目のイチゴは、期待できそうです。
2番目の出蕾が確認できたのは、かおり野とかんな姫です。顕微鏡での検査では、章姫の2番の蕾が
11月20日頃に出そうです。紅ほっぺは、1番目と2番目が近い、追っかけ2番が出ています。
館長が一番心配なのは、11月の暖かさで3番目の花芽分化が遅れることです。
11月20日頃になれば、顕微鏡で確認できるでしょう。
来週からは、摘花の作業を開始します。これが、細かい作業で大変です!
写真1は、順路2の章姫。夜冷と半夜冷とも計画より10日以上収穫が早くなりそうです。
11月末頃から収穫予定。
写真2.両側の夜冷と半夜冷は、同じ時期の収穫になってしまいました。
写真3.順路2のかおり野・紅ほっぺ・ホワイトベリー。こちらは、12月10日頃から
12月15日からの収穫になりそうです。
写真4.左のかおり野は、1~2個目の花が咲いています。右側の紅ほっぺは、
1~3個目の花が咲いています。
写真5.遅い夜冷の章姫は、12月末の収穫が12月15日になりそうです。
写真6.1~2個目の花が咲いています。
写真7.左側は、夜冷処理のかおり野。早すぎるので、枝ごと花を除去。
もう2回目の蕾が、出て来ました。右側は、遅い夜冷処理の紅ほっぺ。
1個目の花が咲き始めました。
写真8.夜冷処理のかんな姫。10月9日に出蕾した1個目の実が約1か月で収穫出来ました。
8月の暑さと11月の温かさにより、30日以上前倒しになってしまいました。
写真9.来シーズンのことを考えて、少し花を残して収穫したかんな姫。
この時期でも糖度が12度前後確保できるのが分かりました。