山梨では沢山の方がコロナに感染しているようです。
館長は基礎疾患があるので、今でも毎日マスクをしています。
いちご園の作業も全員マスク着用です。零細農家は、コロナの集団感染に陥ると、作業が
大幅に遅れて1年間のイチゴの収穫量が激減します。
しかし、毎日外は36度越、ハウスの中は40度越えです。
汗びっしょりになると、「コロナで熱が出ているのでは?」と心配になることが有ります。
6月に苗取、7~8月と育苗、これからは苗を大きくしながら夜冷処理をして、イチゴの
花芽分化をコントロールしなければなりません。
夜冷処理のタイミングは、苗の大きさやその時期の気候(気温)で決めます。
今年は例年より暑いのでそろそろ12月上旬の収穫のための夜冷処理を開始します。
その後、12月中旬の収穫の夜冷処理、最後に12月末の収穫の夜冷処理を行います。
夜冷処理のタイミングを間違うと大きな失敗につながりますのでご注意ください。
栽培ハウスの培地(ヤシ殻)のココ盛が、3分の2が終わりました。
毎年、栽培ベットの培地の追加とココ盛に多大な時間と労力と重労働を強いられていました。
今年の培地のココ盛は、ココプレートを採用したので、大変楽になるのとココを桶で運びベットに載せる
作業が無くなったので、スムーズに仕事が進んでいます。栽培ハウスは、一番暑くハウスミストを
使用していても40度越は、当たり前です。涼しくなってから栽培ハウスの作業をしたいのですが、
今年も8月末まで外気温は、35度を越しそうです。
一番根の出の遅い章姫も少し根鉢の外に毛根が出て来ました。
写真1.12月上旬からの収穫の苗。根も出てきて茎も太くなり、葉の色も良くなってきました。
写真2.12月中旬から収穫の苗。少し小ぶりですが、がっちりした苗になりそう。
写真3.12月末からの収穫の苗。まだ小ぶりです。一番がっちりした苗を目指しています。
写真4.自然花芽分化の苗と余った苗のハウス。遅く苗取をしましたが、追いついてきました。
写真5.「葉無直接定植」したかおり野の苗が大きくなってきました。今年は
大きくなるのが早いです。自然花芽分化なので、密かに花芽分化をコントロールする
システムを、開発し導入しました。
写真6.一番根の出が遅い章姫を毎週チェックしています。右側2本が12月上旬の苗。
右から3~4本目は、12月中旬の苗。右から5本目は、12月末から収穫の苗。
6本目は、自然花芽分化の苗。
写真6.ベットにココプレートを並べて置き、その上に点滴チューブを載せて給液
します。
写真7.ココプレートに給液を吸収させて、四角いブロックに膨らませます。
写真8.四角くなったココブロックを手で盛り上げていきます。
写真9.全体の3分の1のココ盛とマルチ張が終わりました。作業が楽になった分、
例年より1週間早いです。