イチゴさん達は、猛暑の中炭疽病も出ず、頑張っています。本日の予想最高気温は、39度の猛暑です。

毎日猛暑日の連続で、イチゴさん達よりも私達人間がまいっています。

甲府は、猛暑日の日数が多く、最高気温も、時々日本一になるほど、高温地域で有名です。

甲府は、夏暑く、冬寒いので、イチゴ栽培には適しているとは言えないでしょう。

ここ数年、館長はイチゴさん達の高温対策を行ってきたので、イチゴさん達は、この猛暑でも

頑張っています。

しかし、人間への対策をあまりしてこなかったので、この暑さは耐えられません。38.9度の

時は、少し熱中症気味でした。

従業員の皆さんは、命が大切なので、今年から夜冷処理用の冷房装置があるエリアは、作業中のみ

冷房の使用を許可しました。

最近感じることは、もう日本においてイチゴ栽培に適した地域が無くなっていることです。

イチゴ栽培は、他の農作物よりも栽培期間が15か月と長いため、温暖化や異常気象の影響を

受けやすいのです。その証拠にこの3年間のイチゴの収穫量は減り、不作の連続です。

市場では、1パック800~1200円のイチゴが当たり前になっています。

このまま温暖化が進めば、近い将来イチゴを栽培できる農家が激減して、皆さんは、高いイチゴを

食べなければなりません。イチゴが高い分お客様もイチゴの年間消費量が激減すると思います。

食べ放題のいちご狩り文化も、おそらく激減するでしょう。

イチゴ栽培の温暖化や異常気象を乗り切るためには、イチゴの生理を理解し、栽培条件を意のままに

コントロールできる農家しか生き残れないでしょう。

館長は、もう一度イチゴの生理を再勉強して、イチゴが求める良い栽培条件を安い費用でコントロールで

きるように、約900万円の設備投資をしています。

約900万円の投資に当たっては、館長の年齢(76才)を考えて、もうイチゴ栽培を止めて楽な老後の生活を

目指すことも考えました。しかし、3年前不幸にして肺癌(ステージ3の2B)が見つかると同時にコロナの

感染が爆発的に拡大しました。現在は、手術により左肺の半分を摘出したことにより、肺癌の再発も無く、 

ようやく元気な館長に戻りました。しかし、急激な運動は酸素不足になり難しいです。

肺癌の再発の可能性が少なくなった今、感じることは「生きている幸せです。」

残り5年間を、もう一度イチゴ栽培の改善に寄与しよう!

一方、温暖化や異常気象によるイチゴの栽培の難しさに直面し、経営的にも苦しい状況です。

異常気象によるイチゴの不作や資材費高騰のエンドレス化や人件費の高騰。いちご狩りの顧客の減少。

日本のイチゴの栽培に関して、学者先生がイチゴの生理を研究されているので、勉強すれば

今から何をしなければならないかが分かります。

適地適作の観点から、日本の農作物の適地が北海道に移動しています。しかし、北海道も最高気温が軽く

30度を越て35度と言う猛暑日も出て来て近い将来、北海道でもイチゴの栽培は、難しくなるでしょう。。

結論は、温暖化と異常気象対策が出来なければ、日本でのイチゴ栽培は難しいでしょう。

温暖化や異常気象の対策には、高価な設備や電気代や重油代がとてつもなくかかります。

従って安い設備投資で電気代や重油大が安い設備を導入しなければなりません。

日本のイチゴ栽培は、新しい品種開発に目を奪われて、悲しいかな、国の技術者やの県や市の技術者や

農協の技術者の皆さんは、「イチゴ栽培における温暖化や異常気象対策」には取り組んでおられないようです。

つまり、イチゴ栽培で生き残るためには、自分で安い設備でエネルギーコストが安い設備を開発して

行かなければなりません。

また、苗取も「暑い夏でも高温に耐え炭疽病が出ない苗取法に変えていかなければなりせん。

驚いたことに、上述の国や県や市や農協の技術者のほとんどは、イチゴの苗取が難しく炭疽病に

苦しんでいることを、ほとんど知りません。

幸い、館長は高温でも炭疽病が出ない上、苗の活着率も95~98%の「葉無挿し木法」と「葉無直接定植」を

開発し特許を取ったので、苗取は安心です。

従って、現在は温暖化対策と異常気象対策を研究しながら、とりあえず設備費が安くてエネルギーコストの

安い設備を自分で考えて導入しています。

幸い、今年度導入する設備の設置や工事が終わりました。

これから栽培時期に応じて、導入した設備を有効に使い、

1.安心な残留農薬ゼロ(無農薬)のイチゴ

2.練乳不要な甘いイチゴの栽培。

3.多品種栽培。

4.早期出荷(12月上旬)。

5.栽培期間の延長(5月末までの出荷)。

6.炭疽病が出ない「葉無挿し木法」と「葉無挿し木法」の継続。

7.収穫量の安定化(ハウスの弱点・品種の弱点・栽培の弱点・効率的なエネルギーの使用)。

を目指して頑張ります。

今年から「館長の安心安全な無農薬のイチゴの美味しさ」と「練乳不要な甘いイチゴ」を

スーパーや専門店に出荷していきます。イチゴ狩りは、半分以下に縮小しますので、ご予約は

お早めにお願いします。

写真1.12月上旬出荷用の苗。

写真2.12月中旬出荷用の苗。

写真3.12月末からの出荷用の苗。

 

写真4.夏の暑さに耐えられる「葉無直接定植」は、苗が大きくなりました。

写真5.「葉無し直接定植」もうすっかり大きくなりました。

写真6.「葉無直接定植」の生育状況を定点カメラで撮影中。品種は、紅ほっぺ・

    かおり野・章姫・アイベリーの4品種

写真4.ハウスのビニールの張替えにより、不要となったビニールや保温材。

   なんと、今回は妻面側のビニールや防虫ネットを交換したので、

   重量は1500Kg有りました。廃棄する費用は、20万円ぐらいかかるかもしれません。

写真5。15年使用した軽トラックも、安全を考えて新車にしました。

    今回は、マニュアルからオートに変更。2駆から4駆。衝突防止付に

    変更。

  

 

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