イチゴの苗取の準備が着々と進んでいます。
当館はイチゴしか栽培していないので、7月から9月までは、イチゴの作業を効率よく分配して
仕事の計画を作らないと、パートさん達の仕事が亡くなったり、忙しくて暑い中を
無理やり仕事をするようになります。
今年は新人が3~4人と多いので、仕事の進み具合が分からなくて、作業計画が難しいです。
今年のイチゴの栽培は、基本に戻り可能な限り最高の条件でイチゴが栽培できるように、
作業時間を十分かけます。
最高の条件で苗取の不良ゼロを目指して頑張っています。
6月10日の先行生産苗取は、今の所パーフェクトで、不良ゼロの可能性が大です。
新人は事前教育が必要で、20日からの苗取の量産の前に作業者の練習・訓練を10日に行いました。
さらに、作業者全員に作業基準(マニュアル)を渡して、作業内容を順守できるようにしています。
館長はサラリーマン時代の若い頃に作業基準書や標準作業や標準タイムを作成・管理していたので、
自慢ではありませんが、誰にも負けない自信が有ります。
昨日で、苗取ハウス4棟のココ入れ作業が終わりました。
今日から、世界初の苗取無の「葉無直接定植法」の量産実施の準備に入ります。
量産は、今年で2年目です。
館長が取った特許の「葉無直接定植法」は、苗取無で直接栽培ベットに苗を植えて
そのまま収穫できるという夢みたいな話です。
「葉無直接定植法」には、様々な特殊条件を事前に作りこみが必要です。
まずは、一番大切な栽培ベットにココを盛り上げる作業です。
当館のかおり野は、7月5日頃に「葉無直接定植法」を実施して、11月末頃から収穫を開始する予定です。
当館の人気ナンバーワンのかおり野を失敗することは出来ません。
その他、挿し木条件を良くするような改善を実施しています。
1.スプリンクラーによる、散水量の均一化改善。
2.親株ハウスの暑さ対策(西側の妻面を巻き上げ方式で、暑さを外に逃がす。)
3.ろ過タンクのろ過材量の交換(恥ずかしいことですが、16年間ろ過材量を交換していませんでした。)
4.苗取の新しい作業基準書の作成。(様々なルールの理論の検証に基づいた作業内容に変更)
5.S棟の遮光カーテンの遮光率が60~70%と高いので、40~50%に交換。
写真1.一番最後に完成したS棟の「ポットへのココ入れ」
写真2.育苗ハウスの西側の妻面の解放により、暑い空気を外に逃がす。
写真3。昨年苗取ハウスの暑さ対策で妻面の解放部を作りました。
写真4.5月に栽培が終わった栽培ベットにヤシ殻(ココ)を盛り上げます。
栽培が終わった状態で、根をカマで除去して、熱湯でベットの消毒をしてあります。
写真5.栽培ベットに新しいヤシ殻のココを盛り上げました。
写真6.60~70%の遮光のS棟ハウス。
写真7.40~50%の遮光カーテンに換えたS棟のハウス。
見た目で分かるほど明るい遮光カーテンになりました。
遮光を薄くしすぎたかもしれません。その時は、奥の手を使います。