来シーズンのイチゴ狩り用の親株の生育状況は、順調です。

イチゴ狩りは、5月22日まで、ご予約の定員に達したので、ご予約をお受けできません。

今シーズンは、5月23日で休園します。

早いもので、昨年の11月末から収穫を開始して、5月23日には休園です。

来シーズンの親株は、例年より約2週間遅れて定植しました。

遅れた理由は

1.2月末~3月上旬まで例年より寒く、霜で葉が痛む可能性がありました。

  従って、霜が降りる心配のない3月11日頃に定植しました。

2.1月~3月までの温度が低く、親株の生育が遅れた。

  従って、館長の試作ハウスで親株の日あたりを良くしたり、夜温を高くして

  親株の生育の遅れを取り戻しました。

上記2項の対策で、親株の生育は幸い、例年並みになっています。

農産物は、苗の出来栄えが、収穫量の半分に影響します。

イチゴは、極端に言えば、苗の出来栄えが収穫量の8割に影響します。

どうしても、皆さんは3月から5月のいちごの収穫に追われて、

親株の定植が遅れて、弱い親株になり苗の出来栄えがおろそかになります。

定植後の管理をどんなに頑張っても弱い苗だと収穫量が激減します。

今年も親株の葉も大きく、太い茎が育っています。

ランナーも順調に出ています。特に紅ほっぺの親株が良いです。

苗取の時期に合わせて、親株の定植時期やランナーを出す時期を決めます。

これを間違うと、取れる苗の本数が減ったり増えたりします。

技術力の無い人ほど、沢山の親株が必要になりまう。

苗取の時期やその地域の気候やその年の親株の出来栄えやその年の天候を

考慮して、親株の管理をしてください。親株の病気もご注意ください。

写真1.左側がホワイトベリー。右側が紅ほっぺ。昨年より三郎苗の出が早い。

    ランナーを出すのが、早すぎたかもしれない。

昨年のホワイトベリー。太郎苗と次郎苗は、昨年の方が大きい。

写真2.両側とも紅ほっぺの親株。今年の紅ほっぺの方が元気が良い。苗も多そう。

左側が昨年の紅ほっぺ。

写真3。左側がかおり野の親株。右側が、章姫の親株。

昨年のかおり野の方が、元気が良いですが、ランナーの本数が少なそう。

写真4.両側とも章姫の親株。昨年より三郎苗の出が早い。 ランナーを出すのが、早すぎたかもしれない。

昨年の章姫の親株は、良い株と良くない株の差が大きかった。

 

写真5.章姫のランナーと苗。太郎苗から次郎苗まで出ています。

    現在三郎苗が出始めています。今年は四郎苗まで使えそうです。

写真6.章姫のランナーの発生状況。ランナーは、平均5~6本出ています。

写真7.かおり野のランナーの状況。毎年かおり野は、ランナーの本数が少ないです。

    今年も2~4本と少ないです。今年は、暑さに弱いかおり野を日当たりの良い

    列に定植して、沢山苗が採れるか、テストをしています。

 

 

 

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