今年の10月は、29年ぶりの日照不足です。
1日平均2.2時間しか日が照りませんでした。
植物にとって日照時間は、車のガソリンと同じ役割です。
日照不足のために、イチゴの葉も例年より小さく、おそらくイチゴの花も
小さいと推定されます。
昨年も9月と10月は日照不足で、苗も小さく、出来栄えが良くなかったため
出蕾が早かったのですが、花が小さく実も大きくならなかったため
12月の収穫量は少なかったです。
今年は苗を大きく作り苗の出来栄えを大きくした分、花芽分化が昨年より
1週間遅れています。日照不足により出蕾も遅れました。
苗が大きい分、花も昨年より大きくなり、実も大きくなることを祈っています。
10月19日の出蕾状況の調査結果。
% | |||
品種 | 10月19日 | 昨年 | |
夜冷処理章姫 | 13 | 43 | |
夜冷紅ほっぺ | 1 | 33 | |
ホワイトベリー | 45 | 44 | |
かおり野 | 1 | 57 | |
アイベリー | 0 | 65 | |
あかねっ娘(ももいちご) | 0 | 0 | |
サラダイチゴ | 0 | 0 |
調査結果
1.章姫は、館長の予測より空くし早かった。
2.今年は、じっくり夜冷処理をしたので、出蕾時期がそろいそう。
3.来週は、沢山出蕾することを、祈っています。
写真1.当館から見た富士山。今年も稲刈りが遅れています。
写真2.富士山もすっかり雪が積もり、美しくなってきました。
写真3.いちご狩りの順路1の章姫。手前のベットが夜冷処理。次のベットが半夜冷処理。
定植の日時が異なるので、まだ半夜冷の章姫は、小さく感じます。もう1月もすれば同じに見えます。
写真4.いちご狩り順路2の紅ほっぺ・かおり野・ホワイトベリー。紅ほっぺとホワイトベリーは、
昨年より苗が大きい分良さそうです。かおり野は、大きくなりすぎた分、花芽分化は遅れそうです。
写真5.少し大きめのかおり野。
写真6.苗が大きい分昨年より出蕾が、遅れています。しかし、株が大きいので来週
大きな花が期待できます。
写真7.半夜冷のアイベリーとあかねっ娘(ももいちご)。予定通り、まだ出蕾が、遅れそうです。
写真8.久しぶりに2日間連続で太陽が出たので、イチゴの葉がピカピカ輝いています。
しかし、葉の大きさは、例年より1周り以上小さいです。