8月14日の左肺の上葉の摘出手術を終えて、8月20日に退院してから約35日になります。
ようやく、手術した左側の腕も動けるようになり、軽い仕事で短時間であれば、出来るようになりました。
食後の痛み止めを除き、毎日3回飲んでいた「とんぷく」も、今では止めて8日になります。
やはり、一が月も動かないと、体力と筋肉の衰えが著しいです。
少し動くと疲れが出ます!
現在の館長の悩みは、体を動かせないので暇で暇で困っていることです。
幸い、気温も下がり、痛みもなくなり仕事に復帰しやすい環境になりました。
無理をしないで、休憩を取りながら、毎日を過ごしています。
この4連休で、一挙に国民全体が旅行などの外出が始まりました。
コロナの感染が2週間後に起きないことを、館長は心から願っています。
明日から、待ちに待ったイチゴの苗の定植を開始します。
昔は、12月に出荷するとイチゴの値段が高かったので、収穫時期を早める「夜冷処理」を
行うイチゴ園が多くありました。
しかし、現在は12月に出荷しても、値段が高くないので難しい「夜冷処理」をするイチゴ園が減りました。
イチゴは、涼しい秋が来て花芽分化を起こして、秋に花が咲き、冬を迎える12月に収穫出来ました。
しかし、温暖化により温かい秋の為、毎年イチゴの収穫時期が遅くなっています。
イチゴに花芽分化を起こさせる条件が沢山あり、難しく今日かな施設が必要になるので、
今では、ほとんどのイチゴ園が夜冷処理をしています。
今年もケーキ用のイチゴの収穫が遅れて、ケーキから苺が少なくなるでしょう。
館長は、8月中旬から末に「短日夜冷処理」を開始します。
1.苗の生育状況(苗が大きく元気だあると、花芽分化は遅れます)
2.外気温の夜温の状況の把握。(館長の開発した夜冷処理の設備は、安価にするために、
外気温が高いと、夜温が下がらないので、夜冷処理時間が長くなります。
3.定植後の外気温の予測。(万一花芽分化が起きていなかった場合、外気温が20度いかに
なれば、自然の天候で花芽分化が起きます。)。
4.品種により花芽分化し易かったり、夜冷ハウス内のおのど差により、花芽分化時期が
変わってきます。(章姫➡ホワイトベリー➡紅ほっぺ➡アイベリーに順に花芽分化)
4.抜き取りで顕微鏡での花芽分化の検査。(クラウンからイチゴの葉をとり、実態顕微鏡で花芽を調査)
安い実態顕微鏡なので、花芽分化を見落としやすかったりする、難しさが有ります。
実態顕微鏡の検査結果、花芽分化が起きていると判断したので、明日から章姫の定植を開始します。
1.早い夜冷処理の苗の定植(9月22日)
2.普通の夜冷処理の苗の定植(9月30日頃)
3.遅い夜冷諸織の苗の定植(10月8日頃)➡自然花芽分化に近い。
この定植の苗の良さと時期で、来シーズンのイチゴの出来栄えが決まります。
1年で一番緊張する時期です。
この定植の後半の時期の9月30日から10月8日まで、病院に再入院して
抗癌剤の点滴を受けます。時期をずらしたいが、そんな我儘は、通用しない!
写真1.早い夜冷処理の苗のハウス。今年は、苗が大きく育ち良い苗を作りました。
定植後の天気が雨や曇りが多く良くないので少し心配。
写真2.普通の夜冷処理の苗のハウス。残り10日間で苗をさらに大きくしながら、夜温も下げます。
写真3.遅い夜冷処理の苗のハウス。自然花芽分化と同じ時期の苗。万一でも花芽分化が遅れないように
夜温を下げます。
写真4.仲間のイチゴ園から頼まれた苗もほとんど出荷しました。残りわずかです!