いちご狩りのオープンと通販の開始時期の予測。

停電で短日夜冷処理の苗8000本を損失してから、小さな苗を使うために

様々な手段で、例年並みの収穫時期と収穫量を確保しようと頑張って来たが、

所詮自然の力には勝てませんでした。

結果は、小さな苗で出蕾した株は、蕾を除去し1番目の収穫をあきらめた。

中間の苗は、そこそこの実しか収穫出来そうにない。

大きな苗は、栄養が行き届きすぎて1番目の出蕾が遅れて、通常の

2番目の花と同じ時期に出蕾し、収穫時期が1月末を大幅に遅れた。

12月は、低空飛行で収穫して、1月末から本格的に収穫。

 短日夜冷処理の苗8000本を損失して一番感じることは、館長が採用している、

半分の苗を短日夜冷処理をして12月上旬から収穫して、残りの半分は半短日夜冷処理をして

12月末から収穫する方式が如何に素晴らしかったかと言うことです。

さらに、今まではミツバチさん達が受粉活動をして、収穫できるのが当たり前と思って

いました。今年は、原因不明のミツバチさん達の大量の死で受粉活動できず、受粉している株がまちまち。収穫量さえ読めない状況です。

再建を応援してくださっ皆様に、12月から正常に収穫が出来る所をお見せできないのが、

返す返すも残念で悔しくてならない。

 いちご狩りは12月11日頃にオープン予定。

通販は、来週から開始予定。

写真1.順路1の章姫。花は沢山出ているが大きな実は少なさそう。

予想以上に実が小さく、赤くなるのが早そうです。

株の背丈は伸びているので、作業しているパートさんの頭がほとんど見えません。

遠くに白い帽子が見えるのがパートさんです。

炭酸ガスで葉の色は少し緑色が濃くなりました。

イチゴの葉も寒さと日照不足で、少し小さくなりました。


写真2.順路2のアスカルビー・かおり野・かなみひめ・紅ほっぺ・

さちのか。かなみひめとさちのかの半分が大幅に遅れて、ようやく出蕾。

写真3.停電で損失した章姫の代わりに小苗を定植したエリア。

1番目の蕾は、ほとんど除去しました。現在2番目の蕾が出てきました。

蕾を除去した分、現在一番株が元気です。

写真4.お土産とケーキ屋さん用の紅ほっぺ。

1番目の花は小さくて収穫出来ず、その後株を大きくしすぎて、

出蕾が遅れています。来週には2番花の出蕾がみられるでしょう。

写真5.右がアイベリーで左があかねっ娘(ももいちご)。

どちらも3割が12月の収穫で、残り7割が1月末の収穫。

ようやく7割の株に出蕾が見え始めました。

一番心配していた、株を大きくしすぎて発生する連結多芽の発生は、

5パーセントに抑えられそうで、助かりました。

なお、連結多芽は、アイベリー系統に多く、アイベリー・あかねっ娘(ももいちご)・

さちのかなどに多く発生します。

写真6.あかねっ娘(ももいちご)の連結多芽の株。

イチゴは、株元に成長点が一つです。しかし、株が大きくなりすぎると

連結多芽になり、株元の成長点が多数になり使い物になりません。

 

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