平日は、いちご狩り日記をお読みください。
10月8日のいちご狩り日記に書いたように、イチゴの定植時期は非常に難しいです。
今年は、例年より寒さが2週間ぐらい早いので、イチゴの花芽分化が早くなり、その結果
収穫時期も12月上旬と早くなりそうです。
ところが、大半のいちご園の皆さんは例年の寒さの訪れに合せて9月中旬から下旬に
定植を終えたため、イチゴの株が大きくならないうちに出蕾を迎えたようです。
当館においても章姫と紅ほっぺにおいて、定植のタイミングが遅れて出蕾が
10月6日~14日の株が20~30パーセント出そうです。最悪はもっと多くなりそうです。
この20~30パーセントの章姫と紅ほっぺは、摘花して12月の収穫(小さな実)を捨てて
1月中旬の2番目の収穫(大きな実)に期待します。
12月の小さな実を取るか、1月中旬に収穫できる大きな実を選ぶかは、各いちご園の
判断です。
当館のお客様は、大きな実を望んでおられるので、20~30パーセントの章姫と
紅ほっぺは、12月の収穫はあきらめます。
まだ推測ですが、
順路1の章姫は例年並みか例年以下。
順路2のアスカルビー・かなみひめ・かおり野・さちのか・紅ほっぺは、
過去最高出来栄え。
あかねっ娘(ももいちご)とアイベリーは、過去最低
写真1.元気に葉露を出している紅ほっぺ。今年は例年より葉露が出るのが
遅れています。
写真2.定植と補植は終わり、少し時間が出来たので床の掃き掃除をしました。
いちご狩りは、洗わないでイチゴを召し上がるので、床の汚れがイチゴに付着しないように
気を使います。
写真の右側が掃き掃除前で、左側が掃き掃除後です。
毎年のことですが、3000㎡の広さを掃き掃除するのは大変です。12月まで、
後2回ぐらい掃き掃除します。
写真3.9月18日に定植した順路1の章姫。少し出蕾が見られますが、大半は
10月20日頃になりそうです。14日までの出蕾は、除去します。
葉が大きくなり、白のマルチがほとんど見えなくなりました。
写真4.9月20日までに定植した順路2のアスカルビー・かなみひめ・かおり野・紅ほっぺ
・さちのか。大きな苗を定植したので、14日頃に10パーセントぐらい出蕾予定。
大半は20日頃と理想的になりそう。
余りにも株が元気なので、逆に出蕾が遅れる心配をし始めました。
順路2は、過去最高の出来栄えとなりそうです。
写真5.9月14日の停電で高温障害を受けた章姫。定植は15日。
事故当初は、10月10日までに完全に回復させる予定でしたが、
根の障害が予想以上に大きく、完全に回復とはいきませんでした。
このエリアは、12月の小さな実の収穫をあきらめて大きな実が期待できる1月中旬の収穫に
期待することとしました。
葉欠きを完了させました。小さい株と言え、他のいちご園では大きな部類かもしれません。
写真6.9月10日に定植した章姫。10月6日頃から出蕾が始まっています。
このエリアは、大きな株のため安心して11月末の収穫を迎えられます。
写真7.お土産とケーキ屋さん用の紅ほっぺ。停電事故で苗が不足したので
小さな苗を定植したので、大半が出蕾がしています。
このエリアは、7割が摘花で3割が12月に収穫出来そうです。
株も大きくなっているので、摘花するのは断腸の思いです。
花だけ咲かせて、ミツバチさんの練習用にします。
写真8.9月23日に定植したあかねっ娘(ももいちご)。停電事故て苗を失ったので、
あの手この手で苗を増やして定植したので、出蕾がまちまちで収穫時期も
まちまちになりそうです。
写真9.9月21日に定植したアイベリー。
こちらも色々な苗が定植されているので、収穫時期はバラバラになりそうです。