あ~無情!短日夜冷処理のイチゴの苗を焼いてしまいました。

 

平日は、いちご狩り日記をお読みください

2月14日と15日の雪害状況

今朝起きると、昨晩停電があり夜冷システムが狂ったり、頭上灌水システムが

狂っていました。

当館の様々な自動化は、停電になり復帰すると、

1.自動的に停電の状態に戻る設備。

2.停電すると、復帰しても人間が自動のスイッチを入れないと元に戻らない。

3.停電した時は、停止している設備でも、電源復帰で勝手に自動スイッチが入ってしまう。

など、様々な問題があることが判明。

更に、ハウスの高温異常センサーが雪害で故障していたのか、作動しませんでした。

 朝の5時半から一人で、水やりをしたりアスカルビーのポット受けの切り離しをしたりして

バタバタしているうちに、お昼の2時半になりました。

 ふと気が付くと、短日夜冷処理のハウスの天井とサイドの巻き上げを

全開にしていませんでした。

 もう手遅れ、短日夜冷処理のイチゴの苗の葉が焼けて枯れたり、イチゴの株が

水分不足て枯れたりしていました。

 ここまで苦労して短日夜冷処理の苗は、過去最高に仕上げてきたのに全滅の危機!

気を取り直して萎れた苗を見ると半分ぐらい助かるかもしれません。

 急遽、短日夜冷処理を中止して、明日から定植を開始します。

花芽分化よりも、傷んだ苗を早く植えて、元気な株に戻すのが最優先と考えました。

しかし、昨晩停電さえなければ、このトラブルは起きなかったのに、悔しくてたまりません。

基本的には、館長のミスなのですが、様々な悪条件が重なり最悪の結果になりました。

 半分苗が助かれば、なんとか今年の苗としては足りそうです。

しかし、一番心配なのは、助かった苗も50度以上の高温のストレスを受けたので、

苗が子孫を残すことを最優先にして花芽分化を起こし芯止まり株(芽無し株)に

なることです。

  すべては、明日から定植を行いと10月の出蕾の状況で判断するしかありません。

写真1.誰かが除草剤を振り掛けたように苗の葉が茶色く焼けています。

寒々しい写真です。

館長は、雪害に続き、しなくても良い経験をしてしまいました。

140914-1

 

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コメント

  1. 内田理之 より:

     アスカルビー株の停電事故につきましては深くお見舞い申し上げます。
     埼玉県で雪害の被害に遭わなかった農園の定植の話が聞こえてきています。苗取りを自分でやっていない農園ですが、9月5日頃には定植を始めているところがあります。当然、無処理の苗ですが、今年は都心部も気温の下がり方が早いようなので、12月初旬にはいちご狩りがオープンできるでしょう。
     今年、何割のいちご狩り園が開園できるか不明ですが、開園できても、開園できなくても、問合せの電話の対応で苦労することは目に見えています。個人による情報収集・発信には限界があるので、JAなりなんなりが、開園情報を一元的に発信する必要があると思われます。

    1. グルメいちご館前田 より:

      短日夜冷処理の苗のほとんどが、高熱により使えなくなりました。
      今週は、その対策に追われました。
      不足した苗は、購入することにしました。
      来週には、皆様に定植の最終報告が出来ると思います。
      花芽分化が早いので、全ての苗が同時に収穫時期を迎えると大変です。
      逆に、全ての品種が収穫出来ない時期が1月上旬から末にかけて出てくるので大変です。

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