毎日暑い日が続いています。
甲府もようやく、時々猛暑日以下の温度に下がってきました。
今年も昨年同様、九州地区は、日本で一番最高気温が高いですね。
甲府は、昨年の8月より最高気温が約1.6度高いので花芽分化が遅れるのではと、
心配していましたが、8月末の10号台風で雨や曇りが多かった分、
昨年と同じ時期に夜冷処理の章姫に花芽分化が起きました。
半夜冷処理のかおり野の一部が花芽分化しました。
これから毎日夜冷処理・半夜冷処理・遅い夜冷処理の各品種を実態顕微鏡で調査しながら、
定植を進めます。
今年の苗の特徴は、最高気温が高かった分根の張りが良くないです。
最高気温が高い分、水を沢山与えたり、遮光時間を長くしたので、苗が徒長気味です。
しかし、遅れて対策をしたので、茎が硬く葉がたれれなくてよかったです。
いずれにしても、今年も昨年以上に苗取りに苦労したり、花芽分化の遅れが発生して、
猛暑対策が出来なかったいちご園は、厳しい12月を迎えるでしょう。
当館の花芽分化の状況は、9月13日から夜冷処理の苗に花芽分化が起きています。
半夜冷処理は、9月20日頃と予測しています。遅い夜冷処理は、9月26~28日頃を計画しています。
写真1.夜冷処理のハウスから、かおり野と章姫に花芽分化が来たので、このハウスから
定植に向けて出て行きました。
写真2.章姫は、9月20日頃の花芽分化予定。同時に入れたかおり野は、花芽分化しています。
9月16日定植予定。こちらの苗の方が、徒長が少ないようです。
写真3.9月26~28日頃に花芽分化するようにしている、苗。
写真4.9月12日に定植した夜冷処理の章姫。
写真5.順路1の夜冷処理の章姫。苗が徒長しているのが良く分かります。
写真6.7月に挿しk定植した苗が元気でしたが、8月の猛暑で苗が小さくなりました。
かおり野は、館長が育てたイチゴの中で一番暑さに弱いです。
9月からカンフル剤の投入で元気になってきました。
9月末に自然花芽分化させるよう頑張っています。」
写真7.夜冷処理のかおり野。9月8日に定植。10月10日頃出蕾予定。