人体に安全な生物農薬の散布。山梨のいちご狩りは、真夏日の連続!

  5月上旬までは、3月下旬の寒さが続き、霜の冷害が起きたのが嘘のような、7月上旬の真夏日の連続です。
 
今こんなに暑いと、7月や8月が例年以上に猛暑になるのではと心配です。

 富士山の雪はまだ残っていますが、いちご狩りハウスの周りでは、お田植えの準備が始まり、確実に初夏へと向かっているようです
 早く、この暑さから抜け出したい思いで、6月10日頃の梅雨入りを待ち焦がれています。
 12月から収穫を始め、5月まで馬車馬のように働いてきた疲れが、今週は一気に出てきました。
 その疲れも、ようやく抜けてきたようです。

 来シーズンに向けて心配なのは、あかねっ娘(ももいちご)の親株とアスカルビーの親株が、4月の暖かさで休眠が打破されてランナーが出始めていたのが、4月末から5月上旬の寒さで、ランナーの発生が止まったことです。
 あかねっ娘(ももいちご)の親株は、ようやくランナーが発生し始めましたが、時すでに遅しで対策をしないと苗採りが遅れ、9月の定植も遅れてしまいます。

 アスカルビーの親株は、もっと遅れており必要な苗が確保できない状況になっています。
 急遽対策を考えて、実施する予定です。

 親株に関しては、親株の定植時期が4月頃と遅い他のいちご園では、今のところ影響が少なそうです。

 今シーズンは、例年よりも閉園を2週間遅らせたために、害虫の駆除に追いまくられています。
 一週間の半分以上は、葉欠きをしたり、いちご狩りハウスの生物農薬の散布と親株の消毒にかかわっています。
 今日から2日間人体に安全な生物農薬の散布を行い害虫の増殖が抑え込めないときは、来週化学農薬を使用します。

 人体に安全な生物農薬の散布(章姫エリア)。
粘着くん(害虫の駆除)。
ボトピカ(うどんこ病の予防)。
 うどんこ病は、2週間前に1個だけ発生しましたが、その後の発生はありません。
 害虫は、様々な種類の害虫が出てきて、それぞれの対策で大変です。
 幸い今年は、ショウジョウバエの発生がありません。まだ一匹も見ていません。4月から5月上旬が寒かったからでしょうか?
過熟取りを真面目にしたからでしょうか?
 いずれにしても嬉しいことです。

 イチゴの出来栄えも、それなりに大きな実が収穫できています
現在、今シーズン最高なぐらい花が咲いています。
 残念なことに、アイべりー系統のイチゴは酸味が強くなってきました

 あかねっ娘(ももいちご)だけは、まだ甘さが健在です!
さすが日本ナンバーワンのイチゴです。

 写真1.まだ雪が多く残る富士山。薄い雲に覆われる日が多くなりました。

 写真2.お田植えの準備で、トラクターが活躍しています。
トラクターで土をかき混ぜると虫や昆虫が土からはじき出されます。
その昆虫や虫を求めて鳥がトラクターの後を追いかけます。
白鷺の子供でしょうか、必死にトラクターを追いかけています

 写真3.毎日の真夏日に対処するために、黒の遮光カーテンをいちご狩りハウス全体に降ろしました。

 写真4.ようやく全体的にランナーが発生してきたあかねっ娘(ももいちご)の親株。

写真5.あかねっ娘(ももいちご)の親株も一株から複数のランナーが出てきました。
元気に葉露も出ています。

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