イチゴの5月末の糖度調査結果、12度から15度ありました。甘いので館長もびっくり!

いちご狩りは、5月20日で終了しました。

人件費の高騰や資材費の高騰や温暖化による収穫量の減少。

さらには、コロナの影響でお客様の行動が大きく変わり、山梨のいちご狩りのお客様が減少傾向にあります。

このため、当館は大幅な赤字に追い込まれています。

おそらく、当館以外の山梨のイチゴ園も、赤字と推測します。

当館では12月から5月まで6か月収穫することにより、大幅な赤字を削減することに挑戦しています。

1.昨年度と今年度は、12月から売り上げを確保するために、夜冷処理など温暖化対策を実施して

  ほぼ目標の売り上げが期待できそうです。

  しかし、まだ8月と9月と10月のそれぞれ異なった高温対策が不十分で、まだまだ温暖化対策が

  不十分なため、今年も追加で様々温暖化対策を実施します。。

2. 5月に関しては、今年度から様々な対策をして十分な売り上げを確保すためのテスト栽培を5月30日まで

  行いました。当館では、12月から5月まで甘くて美味しいイチゴを提供しなければなりません。

  来シーズンのイチゴは、美味しいイチゴだけを残し、品種の数を厳選しました。

 なかなか、12月から5月まで美味しい品種のイチゴは、少ないです。

館長の栽培方法では、

1.全く酸味の無いお子様からお年寄りににんきのある章姫

2.味にこだわるお客様には、酸味と甘さのバランスが良い紅ほっぺ。

3.館長が開発した、お子様に絶大なる人気のホワイトベリー。

4.甘みの強いかおり野。

5.お土産用やスイーツ及び高級ジャム用として、アイベリー。

6.最近売り出しのお土産用で、硬くて酸味と甘みのバランスが良いスターナイト

を選びました。

最近、沢山のイチゴの品種を食べられるイチゴ園が増えてきているようですが、

品種ごとに栽培条件を変えたイチゴを練乳なしで食べ比べしないと、本来の

品種の差は生まれないので、栽培品種を6種類に絞り、各品種の特性に合わせて栽培条件を変えて

イチゴ本来の美味しさの違いをお客様に味わっていただきます。

5月の栽培の結果、

1.心配していた糖度は、いちご狩りの熟度では12~15度と館長の予測以上の糖度でした。

  糖度は、章姫とかおり野とホワイトベリーが15度。紅ほっぺとスターナイトとアイベリーが

  糖度12度でした。

  糖度に関しては、今年の5月の気温の低さが、糖度を高めている可能性が有ります。

2.実の柔らかさは、アイベリーを除き館長の考えた対策を行えば、市場や直売に

  耐えられる硬さです。糖度は、少し下がりますが。

3.酸味に関しても章姫やかおり野は、少なく。紅ほっぺやスターナイトは、心地よい酸味でした。

4.収穫量に関しては、それなりの量は確保できそうです。

5.粒の大きさに関して、2株仕上げは小粒になるので、1株仕上げが良いでしょう。

6.粒の大きさや、糖度を高める方法としては、摘花(果)が効果ありそうです。

以上のことから、来シーズンは、5月末まで収穫することします。

写真1.左から章姫。かおり野。紅ほっぺ。アイベリー。スターナイト。

    ヘタの近くまで、赤いイチゴを選びました。出荷は、もう少しヘタの近くが白い方が良いでしょう。

写真2.果肉の色。章姫やかおり野も果肉の赤みが増しています。実の方さも果肉の色で

    判断できます。いちごジャムにした時の色は、紅ほっぺやアイベリーやスターナイトが

    赤くてきれいです

 

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