ようやく10年に1回の栽培ベットの培地(ヤシ殻)交換が、終わりました。
来年三分の一、再来年三分の一終わらせる予定です。
今週までは、培地(ヤシ殻)交換、収穫が終了した株の除去が終わりました。
来週は、収穫が終わったベットに水を入れてベットの熱湯消毒を1か月行います。
この1か月で、ベットの株の根も腐食して抜きやすくなります。
さらに、再来週から、炭疽病が出ない「葉無し挿し木法」の準備としてポットにヤシ殻を入れます。
その後、苗取のいらない「直接定植法」を行います。
今年は、栽培の出来栄え70~80点から改善して99点を目指します。
館長の体調も肺癌の手術後2年半が過ぎ、少し戻り、従業員の人数も増えたので、100%を目指して
改善しながら頑張ります。
主要項目は「無農薬」・「省エネ」・「花芽分化の安定化」・「イチゴ狩りから直売と出荷に転換」・
「増収と安定化」・「収穫サイズのコントロール」・「収穫期間を長くする」。
皆さんは、館長が欲張りだとお思いでしょうが、それだけイチゴ栽培は難しいんです。
今年は、約7~8百万円の投資をしなければなりません。それを5年間で回収する計画です。
それまで生きているかは不明ですが(苦笑い)。執念で頑張ります!
改善内容は
1.ミカンキイロアザミウマを農薬を使用しないで、5月末まで栽培する。
2.「葉無挿し木法」の活着率99%達成。
3.「葉無直接定植法」の活着率99%達成。
4.夜冷処理の省エネルギー化と期間の短縮。
5.収穫時期の3分割化。
6.花芽分化コントロールの安定化。
7.自然花芽分化のコントロール化。
8.暖房費の省エネルギー化。
9.当館の特徴を最大限に生かして、「いちご狩り」から「直売」や「出荷」にシフト。
安全な残留農薬ゼロ(無農薬栽培)とイチゴ本来の甘さや香りを沢山の皆さんに提供。
10.贈答用大粒から一般向けサイズに変更。
11.12月上旬から5月末まで収穫する。
12.谷下の収穫量を増やす。
以上沢山の項目を改善しなければなりません。館長のハウスは、今年1年実験室のようになるでしょう。
イチゴ栽培の難しさと栽培の奥行きの深さを感じる今日この頃です。
写真1。こんもりと培地(ヤシ殻)を盛り上げました。ココを盛る応援者が、30M約2~3時間
盛り上げた後、当館のベテランが約0.5時間かけて修正しました。
写真2.横から見ると高く・美しく修正されています。
写真3.ベットの高さは、旗に目印(「白テープ)を付けて統一しました。
写真4.完成した栽培ベットにマルチを張りました。
これで、月末に苗取無の「葉無直接定植法」が出来ます。
写真3.昨年収穫したベットで、イチゴの株を除去しました。収穫量が多く枝が折れなかった
栽培ベットは、写真のように高く盛り上がっていました。
写真4.この栽培ベットは、谷下で給液量が多すぎたうえ、培地の盛り上げ高さが
低かったので、収穫量が少なかったです。
写真5.この栽培ベットは横から煮るとかなり低くなっています。原因は、未利上げ高さが低かった
給液過多で、培地が沈んが空でしょう。
写真6.今週栽培ベットに水を入れて熱湯消毒を行います。
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