5年前までは、暑い夏に苗を取ることは、炭疽病の発生や活着率の悪さに悩まされて、辛く厳しい苗取でした。
しかし、5年前館長が特許を取った「葉無挿し木法」や苗取の不要な「葉無直接定植法」は、炭疽病は出ないし
活着率は95%以上のため、挿し木後に毎朝苗のハウスに行くのが楽しみになりました。
今日の甲府の最高気温は33.4度と6月にしては、暑い1日でした。
昨年の6月末は38~40度と異常気象でした。
今年も暑い夏が、早くやって来そうです。
どこのいちご園さんも暑い夏の苗取には、苦労されると、予測されます。
一番効率の良い挿し木方式は、炭疽病が出やすいため、採用しない農家が増えています。
効率が良くないが、炭疽病が出にくく、活着率の良い「ポット受け」(親株からランナーで栄養をもらいながら
苗を取る方法も、昨年の暑さでは、ランナーが出ない、親株からから栄養をもらえないので苗の生育が遅れたり、
炭疽病が出ようです。
一方、苗の販売の専門メーカーさんも苗の価格をアップしたようです。
さらに、炭疽病の発生を心配してからでしょうか、苗の新規顧客を受け受けないと言う、噂を耳にしました。
真実かどうかは、不明です!
館長の今年のスローガンは、「イチゴ栽培で100点を取ろう!」です。
親株の栽培管理やランナーの本数は、100点を取れました。
これからは、無病・無害虫の館長特許の「葉無挿し木法」と苗取不要の「葉無直接定植法」の
活着率95%を100%目標に頑張ります。
毎年、同じように炭疽病を出さない、活着率を100%にするためには、様々な条件を科学的に分析して、
失敗しない条件を、数値で把握しなければなりません。
少々お金がかかるのですが、様々な測定器を購入準備しなければなりません。
今年は沢山の箇所を測定するので、温度取りを3個、定点カメラ1台を購入しました。
そして、昨年の失敗の理由をしらべ、今年の挿し木条件を改善しました。
更に天候などを予測しながら計画的に改善内容を実行していかなければなりません。
そして、その最適条件を来年、再来年のために記録して残さなければなりません。
写真1は、昨年の経験から改善した条件で「葉無挿し木法」で、先行生産をした2500本の苗。
現在の所、館長の思惑通り生育も良く新芽が早く出て活着率も100%達成出来そうです。
写真2.今年は、苗の新芽が出てくる状況を定点カメラで2週間撮影します。
天井に付けた定点カメラ。
写真3は、栽培ハウスのベットの地温をプロファインダーで測定します。
写真4.プロファインダーと新規に購入した「おんどとり」の温度差が無い事を、確認しました。
新規に購入した「おんどとり」。今日から育苗ハウスの地温を計ります。
写真5.栽培計画や人員計画や日記を昼間に書くので、暑さ対策にいよいよ
簡易スポットクーラを使用開始しました。
写真6.館長が育てているシャインマスカットは、樹勢が強いので沢山房を残しても
OK!と言われましたが、袋掛けすると250房も有ったので、今年のシャインマスカットを
甘くしたり、来年も沢山収穫するように50房削除しました。削除した房です。
直径20mm長さ25mmでした。
食べたけれど、渋くて酸っぱかった!(笑い)。
来年は、もっと早い段階で、房の削除をします。
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