イチゴの2番目の実の花芽分化が進み、2番目の収穫時期が分かりました!

コロナ感染も一進一退です。第8波が起きないことを祈っています。

館長は,第8波が来る前提で対策の計画を立てています。

少し晴れの日が出てきたので、イチゴの生育も良くなってきました。

館長の自慢は、瑞々しい葉でツヤが有ることです。下の写真を見てください。

夜冷処理が終わり定植や収穫時期も計画通り進みました。

夜冷処理技術をマスターするのに20年を要しました。

しかし、まだ天候の影響や苗の大きさなどの様々の影響で、完全にマスターしたと言えません。

そんなに簡単に自然をコントロールできるほど農業は甘くありません。

夜冷処理を失敗すると1番目の実どころか2番目、3番目の実の収穫量に大きく影響してしまいます。

ただ言えることは、夜冷処理をしないと一番値段の良い、1回目の実の収穫時期が遅れて

1年間の収穫量(売り上げ)が大きく減ります。

このため、年々夜冷処理を行ういちご園が減りイチゴの収穫時期が遅れてきて、12月のクリスマスケーキ用の

イチゴが毎年少なくなって、ケーキ屋さんが困っています。

また、夜冷処理を行ったときは、2番目の実の花芽分化を起こさせる環境を作る技術が必要です。

昨年は、うっかり2番目の花芽分化が起きる条件を見落としたために、

2番目の実の花芽分化が遅れてしまいました。

2番目の実が遅れたことにより1番目の実と2番目の実の

収穫の間が大きく空き困りました。

夜冷処理を行ういちご園が少ないので、2番目の実の花芽分化が起きる条件を知っている

栽培者はほとんどいません。

時として、何もしないで自然花芽分化に任せればこんなに苦労しないで楽に過ごせるのにとも思います。。

しかし、当館のお客様は館長のイチゴが12月上旬に出のを待ってるので、遅れることは出来ません。

幸い今年は、1番目の宮2番目の実の花芽分化に成功して安定した生産が継続できそうです。

章姫・紅ほっぺ・ホワイトベリーの1番目と2番目の出蕾時期の予測は、顕微鏡で確認。

遅い夜冷の株の生育が遅いので、少し心配です。

  一番出蕾 二番出蕾
夜冷 10月10日 11月14日
夜冷 10月18日 11月25日
半夜冷 10月18日 11月25日
半夜冷 10月24日 12月5日
遅い夜冷 10月24日 12月5日
遅い夜冷 10月31日 12月15日
無処理 11月14日 1月1日

かおり野の1番目の実と2番目の実の出蕾時期の予測は、顕微鏡で確認。

かおり野の1番目の花芽分化を、館長が意識的に変えているので、出蕾時期が変わっています。

章姫や紅ほっぺと同じように収穫出来るように変えました。

一番 二番
自然花芽 10月3日 11月1日
自然花芽 10月10日 11月10日
自然花芽 10月18日 11月18日
自然花芽 10月24日 12月5日
自然花芽 10月31日 12月15日

2番目の花の花芽分化が遅れているのは、遅い夜冷です。一部花芽分化していますが、一部花芽分化が

遅れています。従って管理レベルを変えるか、迷っています。

遅れればよい実が取れない。早すぎれば、2番の出蕾が遅れます。

写真1。かおり野の花。大きな花も咲いています。この花は、八重なので大きな実になりそうです。

写真2。章姫の小さい花。花びらの枚数が6枚なので小さい実しかなりません。

   夜冷処理の出蕾が早い株は、定植から出蕾までの日にちが少ないので

   花が小さいのは仕方がないです。

写真3.夜冷処理の章姫の少し大きい花。花びらの枚数が7枚なので、少し大きい実がなるでしょう。

早く八重の花が咲くのを待っています。

写真4.章姫の夜冷処理の株。だんだん葉の向きが光を求めて南に向いてきました。

写真5.章姫の半夜冷処理の株。少しや例に追いついてきました。定植5日の

    差で株の大きさがこんなに変わります。

写真6.遅い夜冷処理の章姫。まだまだ大きくなりません。定植日の差が10日、

写真7。無処理のかおり野。少し大きくしすぎたので、出蕾が遅れています。

写真8.紅ほっぺ。ここ数日で急激に大きくなりました。夜冷と半夜冷とホワイトベリーが

    混在しています。

写真9.遅い夜冷処理の紅ほっぺ。まだまだ小さいです。大きくなるように

    知恵を出しています。少し半夜冷に追いついてきました。

写真10.左側が夜冷処理のホワイトベリーと右の列が半夜冷処理のホワイトベリー・

写真11.夜冷処理のアイベリー。電照ですっかり大きくなりました。

写真12.半夜冷処理のアイベリー。少し大きくなってきました。

写真13.毎日ランナーと横芽と葉欠きをしています。

 

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