ついに巨人は、クライマックスシリーズの出場を逃しました。
2番打者最強説が、もろくも崩れ去りました!優勝できなくて悲しい!!!!!
三遊亭円楽さんが、肺癌でお亡くなりになりました。最後の最後まで自分の意志を貫いた
素晴らしい尊敬できる人でした。
館長も肺癌に負けずに、お客様に無農薬(残留農薬ゼロ)の安全で練乳不要の美味しいイチゴを提供したい。
今年は、肺癌の手術から2年が経過して幸い体調も戻ってきました。
悲しいかな、74歳の高齢と左肺の半分が無い分、もう昔の体力には戻れません。
極端な話、9月は体力の限界まで力を振り絞り定植を完了させた。
館長の体力の衰えに輪を掛けたのが、3人の従業員のコロナ感染でした。
やはり、子供さんやお孫さんがおられる方は、コロナから逃げることは出来ませんでした。
隔離期間が10日と長いので、お休みも長くなってしまいます。
また、今年は新人が3人と多いので、定植の上手下手で生育が変わるのを防ぐために
作業標準などを駆使して定植の品質を安定させました。
イチゴ栽培で一番重要な定植を9月14日から9月30日まで分割して定植を終えました。
幸い、花芽分化の時期も3分割出来て収穫時期も3分割できそうです。
一番遅い夜冷処理の章姫は、予定より早く出蕾しそうです。来週花芽分化期を調査すれば
早いか遅いかが分かります。
花芽分化に関しては、実態顕微鏡の抜き取り検査結果から、ほぼ計画通りに実行できました。
かおり野は、自然花芽分化に任せているので、毎年花芽分化時期が、その年の天候により
大きく変わります。今年は9月の気温が例年より高かったので、館長の期待より遅れて
10月20日~30日に出蕾しそうです。
今年から、かおり野の花芽分化時期を少しでもコントロールすべく手段を講じました。
上記20~30日に出蕾すれば、館長の対策の効果があったことになります。
人工的に花芽分化を起こさすためには、様々な技術が必要です。またその年の極端な
温暖化や冷夏が有ると、夜冷処理の花芽分化時期も狂ってきます。
昔と異なり、花芽分化をコントロールするのが難しいので現在は夜冷処理が出来るイチゴ農家が激減しました。
当館は夜冷処理をして、実態顕微鏡で花芽分化が出来ているかを確認します。
分化初期を実態顕微鏡で抜き取り確認。下の絵のように未分化と分化初期を見分けるのが難しい。
実態顕微鏡で見ると、下記写真のようになります。
章姫の夜冷処理は、9月14日が分化期です。昨日の10月1日は、がく片形成初期に進化していました。
おそらく、章姫の夜冷処理は、10月17日頃の出蕾になるでしょう。
10月1日に確認して、花房分化期になっていなければ、花芽分化の確認が失敗したことになります。
花房分化期が確認できた時の嬉しさは、言葉に表せません。
写真1.章姫の葉露が出た状態。
写真2。かおり野の葉露が出た状態。
写真3.紅ほっぺの葉露が出た状態。
写真4.定植後2週間ぐらいして、新葉のツヤが出て来ます。人間と同じように
健康なイチゴの株の葉にツヤが出ます。他のイチゴ園では、あまり見たことがありません。
写真5.順路1の章姫。今年は元気で大きい苗を作るために様々な対策をした分、イチゴの新葉や
株が早く大きくなっています。徒長も無くどっしりした株に仕上がっています。
しゃしん6.順路2のかおり野・紅ほっぺ・ホワイトベリー。かおり野は、
大きさにバラつきが有ります。ホワイトベリーは、過去最高に良い苗です。
紅ほっぺも大きなよい苗です。章姫より5日ぐらい遅いので、
まだ、新葉の出が少ないです。
写真7.左が夜冷処理の葉欠き前の紅ほっぺ。右が夜冷処理のホワイトベリ。
写真8.葉欠き後の夜冷の紅ほっぺとホワイトベリ。ツヤツヤした大きな新葉が
出ています。
写真9.葉欠きが終わったかおり野。出蕾まで株が大きくなるように、毎週
葉欠きをしています。館長ほど葉欠きをするいちご園は無いでしょう。
葉欠きすれば、一時的に樹勢は落ちますが、次に出てきた新葉は、
古い葉より大きく、株もおおきくなり、太クラウンになります。
昨日は、孫の光咲の誕生祝でした。8月15日頃が食べごろのシャインマスカットを
樹に吊るして残しておきました。光咲はシャインマスカットが大好きです。
驚いたことに、このシャインマスカットの糖度は25度もありました。
孫の光平君にもないと喧嘩になるので、2房残しました。