コロナの感染者数は、激減してきましたね。山梨県も少なくなってきました。
当館は、コロナの隔離から解放されたパートさんが、出勤できるようになり
15日ぶりに全員がそろい館長もホッとしています。
今週から、章姫の苗の出荷が最盛期になり、定植も開始します。
今日、夜冷処理の章姫の花芽分化を実態顕微鏡で検査したところ、ごく初期の
花芽分化の症状が見られました。
最近の昼間の33度から35度の猛暑のため、花芽分化が遅れると心配していましたが、
館長の計画通り章姫の花芽分化は、遅れませんでした。
様々な対策の効果と苗の弱さがかみ合って花芽分化の時期が決まったようです。。
サンプル数が2~3本なので、慎重を期して、9月14日の朝から夜冷処理の章姫の
定植を開始します。
しかし、夜冷処理の花芽分化を調査する章姫と紅ほっぺの根の量を調査したら、
今年の雨や曇りの影響で、苗の地上部(茎や葉)や地下部(根)の生育がよくありません。
気象庁は、今年の梅雨入り6月6日、梅雨明けを6月27日と発表していましたが、
先日、今年の梅雨明けは、7月23日と変更しました。
気象庁が梅雨明けを1月間違うなど、異例です!
苗取の時期の6月末は40度近い猛暑、その後は梅雨のような天気による日照不足と
異常続きです。
参考に、某有名苗屋さんに苗の在庫の調査をしたところ、現状は在庫ゼロで販売はしていないそうです。
追加注文は、受けているようです。
写真1。夜冷処理の章姫の苗の写真。地上部の茎も細く、根の直根は、ほとんど根鉢の
中です。今年の苗は、定植を上手に行わないと小さな蕾しか得られないでしょう。
当館は、日照不足に耐えられるように1列にして、通常のトレイより
日照量を2倍にしても、この弱さです。通常の苗は、根や茎が小さいですね。
写真2.夜冷処理の紅ほっぺ。根の量を見てびゅくり!一番左は、通常のように
根が沢山出ています。しかし、真ん中の2本は、根鉢の外にほとんど
根が出ていません。過去、こんなに根の量が少ない紅ほっぺは、
初めて見ました。定植後の生育が心配です。
写真3.半夜冷処理の章姫。根量が少ないですが、夜冷処理よりは、茎が太く
直根も外に見えています。
写真4.半夜冷処理の紅ほっぺ。例年より根の量が少ないですが、夜冷処理より
良いですね。こちらは、定植後の生育の心配はありません。
写真5.育苗ハウスから栽培ハウスに苗を運ぶ棚を載せました。
コロナで従業員が少ない時は、この棚を軽トラに載せられないので、
全員の6人の出勤を待って、今日、載せました。
この棚が無いと、運搬時間が3倍かかります。