2014年 8月 の投稿一覧

イチゴの苗に「短日夜冷処理」を開始しました。雪害から再建のいちご狩りハウスに「熱き魂」が入りました。

 

 

平日は、いちご狩り日記をお読みください

土日は、この館長のブログをお読みください。

2月14日と15日の雪害状況

今年の夏は、例年より暑く感じます。

恐らく、年齢のせいでしょう・・・・・・・。

また、雪害でハウスの天井が開けられないとかいろいろ問題があるのも、

暑く感じる原因でしょう。

ようやくハウスの電照が完成して、いちご狩りハウスに「熱き魂が入りました。」

9月中旬には、苗の定植によりいちご狩りハウスに「命」がよみがえります。

本日8月24日から念願の苗の「短日夜冷処理」を開始しました。

雪害により、冷房装置が故障していたので、修理がかかり、例年より3日遅れです。

しかし、昨年のお盆明けより今年の方が、最低夜温や最高気温が低いので、

花芽分化は、昨年並みの9月17日頃→出蕾10月17日頃→収穫12月上旬に

なるかもしれません。

短日夜冷処理は、花芽分化を顕微鏡で見誤ると、悲劇が起こります。

イチゴに花芽分化を起こさせるのは、非常に難しい技術です。

写真1.いちご狩りハウスに電照が完成して、まるで「魂」が入ったようです。

この電照は、館長オリジナルの混合LEDが入っているので、規模や技術内容は

日本最高でしょう。

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写真2.館長自慢のオリジナル「短日夜冷処理」育苗ハウス。

ほぼ、外気温に影響しないで花芽分化を起こせます。

収穫予定は、12月上旬です。

サイドの100パーセント遮光と天井遮光カーテンが閉まります。

夕方5時から真っ暗にして温度も16~17度に下げて、朝の8時まで

苗を冷やして、苗に秋を感じさせ花芽分化を起こさせます。

天井の100パーセント遮光が閉まり始めています。

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もうすぐ、完全に真っ暗になります。

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いちご狩りハウスの再建は、ほぼ完了。第2ステップとして、育苗ハウスと親株ハウスの再建作業の開始(27年3月完成予定)。

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2月14日と15日の雪害状況

2月14・15日の雪害で館長自慢の12棟のハウスの内、10棟が被害をこうむりました。

幸い、いちご狩りハウス6棟は、関東でも一番早いペースで再建できました。

ちなみに、山梨の雪害で倒壊したハウスのほとんどが、まだ手つかずの状況です。

新聞では、倒壊した全てのハウスが再建できるまでには、5年かかると言われています。

理由は簡単で、ハウスの資材不足とハウス屋さんの人で不足によるものです。

当館の半壊の親株ハウス2棟と全壊の育苗ハウス2棟は、来シーズンの苗採りが

完了するまで、だましだまし使います。

その後来来シーズンの親株を定植するH27年2~3月までに再建する予定です。

写真1.完全に倒壊した育苗ハウス2棟の解体開始。

育苗ハウスには、親株ハウスの給液装置や育苗ハウスの自動灌水装置や夜冷装置の

コントロールパネルなど、重要な電気系統が設置されているので、全壊にもかかわらず、

苗採りが完了するまでの10月まで、解体する予定はありませんでした。

しかし、今年は大型の台風の来襲が多く、ビニールが至るところ破損してきたので、

万一、台風などの風でハウスが飛ばされるなどの、二次災害を防ぐために、

ビニールを取り除くことにしました。

ビニールを取り除くと、2月の雪の凄さが思い出されました。

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写真2.重要なコントロールパネルなどに、雨水が入らないように素人ながら、

防水処置をしました。その他、モーターや給液装置も、防水処理をしました。

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写真3.挿し木の苗も活着してきて、新しい新芽が出てきました。

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写真4.ポット受けの苗も、数回の葉欠きで、徒長気味の葉を取り除きました。

葉欠き前の、C棟ハウス。

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写真5.葉欠き後のC棟のポット受けの苗。

全体的に、大きさが揃って来ました

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写真6.この1カ月は、イチゴの苗をあまり大きくしないように、肥料を少なめに

していました。9月20日の夜冷処理の苗の定植時期が近づいて来たので、

これからは、クラウンを大きくして大きな優秀な株を作ります。

その第一弾として、高いコーティング肥料を追肥。

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雪害で全壊・半壊したイチゴの親株ハウスと育苗ハウスに大型台風11号が近づいています。

 

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2月14日と15日の雪害状況

今年の2月に雪害に見舞われたいちご狩りハウス・親株ハウス・育苗ハウスは、

全壊または半壊しました。

いちご狩りハウスは、どこよりも早く7月に再建が完了しました。

しかし奇跡的に半壊の状態で残った親株ハウスは、来シーズンの苗を採り終る10月まで、

破損したビニールを補修しながら、使わざるを得ません。

全壊の育苗ハウスは、親株ハウスの給液装置や電源のコントロールパネルが有るので、

親株ハウスでの苗採りが終わる10月まで解体することが出来ません。

通常は、9月以降に台風が来るので、何とかしのげると思っていました。

しかし、今年は台風の発生が多い上、雨が風の勢力が強い大型台風が日本列島を

遅い大きな被害をもたらしています。

これまで、台風の雨や風で災害にあわれた皆様には、心からお見舞い申し上げます。

館長自身、2月の雪害の被災者となってから、被災者の気持ちが痛いほどわかり、

複雑な気持ちで、テレビに台風情報を見ています。

ブログを書きながら、何事もなく台風11号が通過することを祈っるだけです。

今年1年は、雪害や台風の来襲と自然との闘いになりました。

昨日まで、半壊の親株ハウスの高い屋根に登り、高所恐怖症を克服しながら、

ビニールの補修をしました。

育苗ハウスは、解体をする必要を感じましたが、11月の解体を前倒しをすることは、

他のハウスの解体作業をしている、業者の都合がつかず、現状のまま放置せざるを

得ません。

万一強風で育苗ハウスが飛ばされそうになったら、自分の手でビニールを切り

風が、ハウス中を通り抜けられるようにします。

現在の山梨は、一時的に雨が強く降っています。

親株ハウスの天井がへこんでいるので、溜まった水をビニールに穴を明けてハウスの

中に落とすしかありません。

写真1.台風の強風で飛ばされないこと祈るだけの、育苗ハウス。

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写真2.2月の雪害で半壊してから、ビニールで補修しながら使用している、親株ハウス。

半年間、雨風にさらされて、あちこちのビニールが破損してきました。

大きさも、50Cm*50Cmの大きさになっています。

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写真3.台風の接近に伴い、8日に長さ20m近い個所を、新しいビニールを張り、

雨の侵入を防止しました。

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写真4.へこんだ天井の水を、ビニールに穴を明け、ハウスの中に落とします。

水を抜かないと、更にビニールが破けたり、最悪はハウスが更に倒壊し全壊に

至る可能性があります。

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写真5.余りビニールの穴を大きくすると、風で敗れて、ハウスの中に風が入り、

ハウスが風で飛ばされる可能性が出てきます。

雨の量を見ながら、雨が溜まらないようにビニールに穴を追加であけています。

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