2013年 6月 の投稿一覧

物置の解体の準備が完了。来シーズンのいちご狩り用の親株の消毒。 

 来シーズンのいちご狩りの残留農薬ゼロ(無農薬栽培)に向けて親株の消毒をしました。
昨シーズンの親株の消毒は、消毒代金の節約と、省力化を図るために、10日から15日間隔で行いました。
しかし、いちご狩りハウスでの害虫の発生が早かったので、今
年は1週間に1回消毒をしています。
極力、いちご狩りハウスに持ち込んだ苗に害虫が残っていないようにするためです。

長年農機具やお蚕の蚕室として活躍してきた物置が劣化してきたので、解体します。
これで、義父から受け継いできたお蔵や倉庫や物置を処分し終わりました。

代わりに4坪の中古の倉庫を購入しました。これで、2個目です。

写真1.解体まじかの物置。2階がお蚕の蚕室でした

写真2.新しく購入した中古の倉庫。毎日必要で残すものだけ運んでいます。

いちご狩りハウスの隣の麦刈りが終わりました。来シーズンのいちご狩り用の紅ほっぺのポット受け。

  先日の雨から、朝晩が涼しくなりました。
来シーズンのいちご狩り用の紅ほっぺのポット受けが終わりました。
ナイヤガラ方式で挿し木をする欠点は、先端の小さい苗の生育が遅れて、
9月の定植までに、十分な大きさに生育しないことがあることです

当館では、ナイアガラ方式の先端の小さな苗を、ポット受けして活着を早めることにより、9月の定植に間に合わせます。

いちご狩りハウスの隣の麦刈りが終わりました。
この後、お米を植えるようです。所謂二毛作です。
麦は、お米より手のかからない農作物なので、国はもっと麦とお米の二毛作を支援すればよいと思います。

写真1.紅ほっぺのポット受けをしました。必要数の約3割がポット受けできました。生育が遅れている分、ポット受けを遅らせましたが、例年よりポット受け出来る苗が少ないようです。
7月11日からの挿し木の結果で、今年の出来栄えが分かります。

写真2.麦刈りが終わりました。これからお田植えの準備です。

。(有)サギサカの「第30回いちごセミナー」に参加。JGAP(ギャップ)の勉強会。

 (有)サギサカ主催で年2回開催される「いちごセミナー」に参加してきました。
毎年数少ないカルチャーショックを感じる一日でした。

テーマ1
新農薬の紹介
  「ハチハチ」・「イデクリーン」・「ビオネクト」他
最近は、自然界に存在する銅などを使用した農薬が出ているような気がします。

テーマ2
「イチゴ作りの移り変わり」
講師   萩原  貞夫先生
始めに 「花芽分化は、」栽培の第一歩」
植物ホルモン5種類の説明(アクセルとブレーキ)
1)オーキシン   細胞の伸長
(2)サイトカイニン  細胞の分裂
(3)ジベレリン   休眠回避と成長ホルモン
(4)アブシジン酸  休眠・成長抑制・気候閉鎖
(5)エチレン  成長阻害・花芽分化の抑制

オーキシンとサイトカイニンのバランスが高温で崩れやすい。
このため、栄養成長から生殖成長への切り替えがうまくいかない。

イチゴの作り方の進歩
1.昭和39年ころ 栽培技術の進歩
2.休眠現象(環境で強制的休眠する)
3.昭和48年ころ 植物の培養の実用化(ウイルスフリー苗)
4.昭和50年ころ 光合成と転流(1時間に50Cmも移動する)
5.訪花昆虫による奇形果の防止
6.品種改良の戦国時代
7.生産資材の研究
8.病害虫の駆除(天敵など)

テーマ3
「GAP手法で市場が求めるイチゴ作りを実践しよう」
講師   日本GAP教会   宮原義博先生

1.安全な農産物とは→食品衛生法を順守している農産物
2.GAPの必要性
3.GAPのグローバル展開

感想
萩原先生の講演内容には、毎回感心させられる。
イチゴの知識の深さには驚かされる。
植物ホルモンの5種類について、館長ももっと勉強しなければならないと感じた。

GAPは、どの時期で必要になるかは、不明である。
ISOのように、取得が当たり前の時代が来るのであろうか?
日本の農産物は、世界一安全であるが、それを極冠的に裏ずけるのがGAPだそうである。
当館の実力を評価してもらうために、審査を受けて見たいような気がする。
今後の検討課外が増えてしまった(笑い)。

写真1.休憩中の会場。

写真2.日本GAP教会の宮原先生

生育遅れの対策も順調。来シーズンのいちご狩り用の親株の生育状況が遅れている。

  苗採りの時期が近づいてきました。
この2~3年は、異常気象の影響で収穫量が大幅に減少しています。
この異常気象の影響を少しでも抑えることが出来るのは、適正な花芽分化の誘導と「ベストの苗」しかないと館長は推定しています。
5~6年前までは、「グッドな苗」もしくは「そこそこ良い苗」でも十分な収穫量が得られましたが、いまや「最高の苗」でないと収穫量が確保できません

今年も異常気象に備えて、「最高の苗」作りを目指しています。
しかしながら、4月末から5月上旬の寒さと、それ以降の異常な暑さと水不足の影響で、親株の生育が10日前後おくれています。
この遅れの挽回の対策も順調に進んでおり、「最高の苗」が確保できるめどが立ちました。

写真1.右側はあかねっ娘(ももいちご)の親株。左側は紅ほっぺの親株。
あかねっ娘(ももいちご)の親株は、2番目に生育が遅れている。

写真2.アイベリーの親株。例年並みの生育。

写真3.かなみひめの親株。少しの遅れ。

写真4.「おふくろさん」の親株。10日の遅れ。

写真5.右側が章姫のメリクロンの親株。左は紅ほっぺ。
章姫の親株は、芯止まりが多く出た影響が出ています。

写真6.章姫の自家親株。

写真7.アスカルビーの親株。あかねっ娘(ももいちご)の親株の次に遅れている。

写真8.館長の判断ミスで定植が大幅に遅れたために、ランナーの出が遅れている「おやじさん」。

台湾の「達労」こと劉 文中さんの彫刻を見に行きました。(6月3・4日のブログ)

  2006年に台湾のいちご園さん達が当館にいちご狩りに来られてから、
7年間お付き合いをさせていただいています。

その間、劉春江さんが当館に実習に来られたり、館長と英子社長の2人で3回ほど台湾を訪問しました。今回の訪問で4回目です
館長は、沢山の人との出会いを大切にしています。
不思議なことに、一度縁が起きると次々に出会いが深まり、親戚以上のお付き合いに発展します(笑い)。
今回の台湾訪問も、大歓迎を受けて、親戚以上のもてなしを受けました。

台湾のいちご園さんとの交流経緯(当館のブログの検索窓から「台湾」で検索するとその当時の写真が出てきます。)
1.2006年4月18日に台湾からいちご園の皆さんが見学に来られました
2.2007年5月27日から館長が台湾のいちご園を訪問(親株の定植)。
3.2007年7月4日から急遽「タンソ病」の対策で台湾のいちご園を訪問。
4.2007年7月23日から台湾の劉 春江さんが当館に苗採りの実習に来られる。
5.2007年11月15日から台湾を訪問(収穫の状況)。

2007年の11月に訪問した時に「劉 文中」さんが台湾の彫刻の大会に参加されると聞いていました。その後大会で2位になったことを知りました。
館長は、文中さんの才能を密かに感じていました。いちご園より、彫刻家として進まれた方が良いと感じていました。
その後、文中さんは、台湾の彫刻家として有名になっていきました。

2011年7月1日~5日にレディーガガ、台湾を訪問した時の3日に台中市の歓迎式典では、先住民族・タイヤル族の代表としてレディーガガさんと対談しました。勿論、文中さんの彫刻作品のレディーガガに紹介されました

今回、台湾の「苗栗県」の「泰雅民族館」が作られ、その中に「泰雅族」の暮らしを劉 文中さんが彫刻で再現することになりました。
その「泰雅民族館」が4月に会館するとお聞きしてお祝いに行くことにしました。実際は建物や周りの設備が遅れており、開館している状況は見ることが出来ませんでした。

台湾もいちご狩りがブームになってきたようです。
館長が訪問している大湖のいちご園も増えてきました。
こちらは、摘み取り重さを量って料金を支払うシステムです。
シーズンは、大渋滞するそうです。

今回6年ぶりに台湾を訪問して感じたこと
1.台湾は、非常に発展している。台北から台中、高雄とビルの建設ラッシュでした。
2.車のメーカーは、三菱・ホンダからトヨタ・ベンツなどの外車に切り替わっていました。
3.観光のバスは、中国本土が大半で、急増していました。
日本のお客様は少なかったです。
4.相変わらず、夜店の繁盛ぶりには驚く。
5.朝昼晩と外食が多いそうです。自宅で作るより外食する方が、割安とのこと。
6.地方都市を除いて、台北など道路状況は混雑している。
今回は、車の移動が多くこの混雑で感じたこと位は、
(1)自分の走るレーンを強く主張する。
(2)しかし肝心な時には、譲る気持ちがある。
この1.2を上手に両立させて、交通量の多い混雑を乗り切っていました。

7月3日から7日まで、ユックリ台湾を楽しみました
1.文中さんの彫刻の作品見学(3~4日)。
2.今回は、高雄まで果物の栽培を見学(4~5日)。
3.故宮を再訪問して、時間をかけて見学(6日)。
4.蒋介石記念館を見学(6日)。

高雄の果物状況にいては、後日ブログでご報告します。

写真1.館長の大好きなマンゴーなどの果物が沢山あります。台湾の果物は、6月~7月が良いようです。お値段も安い!

写真2.文中さんの作品見学。「泰雅民族館」の完成が遅れているので、
まだ彫刻の作品は搬入されていません。

文中さんのアトリエで見学。

王様の椅子に座りご機嫌な英子社長。左が文中さん。文中さんのペンネームは、「達労」だそうです。右が劉 春江さんで、文中さんのお姉さま。


気の根を生かして、髪の毛に見立てています。

夜は宴会が始まります。台湾の県会議員のご家族。文中さんのイチゴの師匠と言うことで、私たちに夕食と昼食をご馳走してくれました。

文中さんの民宿の周りの景色。
山の中ですが、24時間ストアが出来ました。赤く見えるのがお店です。
台湾全土に24時間ストアが出来ているようです。

民宿の周りも、このように茂ってきました。暖かいので、気の成長などが良いようです。

2回は、館長が止めていただいた民宿の部屋です。

2007年3日にレディーガガさんが台湾に来られた時に、文中さんが歓迎しました。丸の中の写真は、レディーガガさんとのツーショット。

「泰雅民族館」を見たときは、想像以上に大きいく綺麗な建物に驚きました。台湾の中の民族間の中でも大きい方です。

文中さんの作品の数々。柱や壁やドアの入り口の上に展示されています

文中さんです。


ぶんちゅさん・春江さん・お母様と入り口で記念撮影。

床の大理石にも彫刻がありました。

昨日の議員さんが約束通り、お昼もご馳走してくれました。
中国本土から来られたの皆さんが良く利用する食堂です。
館長は、中国本土から来た味付けの方が、気に入っています。

台湾の皆さんは、沢山の料理を注文して皆で少しずつ食べるのが楽しいようです。麺も幅広いものもあり、美味しいです。

議員さんのお母様が作られた「ちまき」ですわざわざ、今日のお昼に届けてくれました。肉などの具が沢山入っていて美味しいです。6月12日の節句には3000個配るそうです。
美味しいと言うと、7日の帰りには、持ち帰り用に冷凍して届けてくれることになりました。クーラーボックスにいれて、30個ぐらい持ち帰りましたが、重かったです。
しかし、本当に美味しい「ちまき」でした。

台湾のあちこちにある面白い木です。
蕾から黄色い花と黒いエンドウのサヤのような実が付いています。

新竹の駅前のタクシー乗り場。
新築は発展の最中です。新幹線の駅前なので、計画的に開発されているのが印象的でした。

いよいよ、念願の果物の里「高雄」に向けて出発。
新幹線は、日本のJRが協力したようです。
新幹線には、グリーン車がありますが、日本みたいに高くないようです
サービスは良く、コーヒーとお水(ペットボトル)は、飲み放題だそうです。
座席も日本の座席より広いですね。
振動も少なく感じました。