いちご狩り

館長の肺癌手術の闘病日記。左肺上葉の摘出から1年が過ぎまましたが、癌の再発はありませんでした!

東京のコロナ感染が少し減ってきました。

山梨も少し減ってきましたが、左の肺の上葉を敵失した館長は、コロナに感染すると大変です。

現在の血液の酸素濃度は、93~96です。最近ようやく、95から96に上がりました。

山梨の感染レベルは、まだ高くて安心できません。

昨日は、手術後1年を経過したので癌の再発の検査をしてきました。

これまで3月に1回のペースで検査を受けました。

コロナが怖いので、マスクは2重で病院に行きました。

館長は、昨年7月に肺癌が見つかり、癌の進行性が早いのとステージ3でなおかつリンパ腺にがんが転移している

ことから、先生のお計らいで昨年のお盆休みの8月14日に緊急手術を受けました。

コロナの感染の中、即手術が出来たことは、先生に非常に感謝しています。

5年前の医学レベルで判断すると、館長が5年間生き続けられる確率は、13~15%でした。

勿論、現代の医学レベルは、急速に進歩しているので5年間生存できる確率は、格段に進歩しています。

8月14日に手術を受け、8月20日に退院しました。

手術は、万一肺癌が動脈まで達していると、動脈を切りバイパスを入れなければなりません。

従って、最初から切り口を大きく40~50Cm開けて、手術を開始。

手術後目が覚めると、幸いなことに動脈まで癌が達していなかったことが分かりました。

集中治療室に1泊、個室に1泊。コロナの感染で個室は、勿論確保できませんでした。

家族の見舞いも許可が出ませんでした。しかし、家族が来れない分、看護師さんたちは、

大変丁寧に看護してくれました。

8月24日、入院して抗癌剤の投与を行うために。PCR検査を受ける。

10月1日から、抗癌剤の投与を入院して受ける。

肺癌は、癌が一番転移する可能性が大きいので強力な抗癌剤を使い副作用も大きいと聞いた

抗がん剤の投与は、受けても受けなくても良いと先生から聞いていました。

理由は、抗がん剤を投与しても確実に抑え込める確率が15~20%らしい。

この低い確率のために、苦しい思いをしたくない人は、受けなくても良いと言うことです。

10月5日に退院したが、抗癌剤は、味覚が無くなり臭覚が過敏になり、倦怠感やしゃっくりが

予想以上に出て来ました。食用は全くでない!吐き気が無かったのが幸いでした。

この苦しみは耐えられないと先生に申し上げて、抗がん剤の投与を中止することを決めました。

しかし、家族や知人や親せきから、パッシングを受け、再度先生に抗癌剤の治療を

お願いしました。

抗癌剤は、10月から2月まで毎月2回(第一週1回と2週目1回)行いました。

1回目は、副作用の危険性があるので入院。その後は、通院で受けました。

この間5か月は、コーヒーがまずい!煮物や天ぷらの臭いは受け付けないなど大変でした。

また、癌の再発を恐れたり、抗癌剤の副作用の恐怖に襲われたりで、眠れない日もありました。

幸い、睡眠導入剤をいただいてたので、飲んで寝ることが出来ました。

運のよいことに、抗癌剤は、回数を増すごとに慣れて苦しみも減りました。

恐れていた、髪の毛が抜けることも有りませんでした。

手術後は、3月間隔でがんの再発の有無を検査して、今日まで生きてこれました。

手術から退院して驚いたのが、体重が15Kg減り、筋肉が衰えた事でした。

少し歩いても疲れたり、筋肉痛になったりしました。

かかりつけのマッサージ師は、コロナの感染が怖くて、マッサージに行けませんでした。

その分、娘に肩や腰をマッサージしてもらいました。

今は、自宅のマッサージ器で、毎日30~60分、テレビを見ながら肩モミをしています。

良かったことは、免疫力を付けるために皆さんから美味しいものをいただき、食べたことです。

特にお刺身は、臭いが無いので最高に美味しく感じました。

あまりにも家族が優しいので、もしかしたら私の癌が悪性で長生き出来ないのかとも疑いました(笑い)

毎回、癌の再発の検査に行くのがユウツでしたが、1年も過ぎ、何回も行くと慣れてきて、

今では、健康診断を受けるのと同じような気楽な気持ちになりつつあります。

昨日は、検査で癌の再発が無かったので、知人や親せきに電話をかけまくりました

今日は、安堵感で気が抜けてようになっています。

次回の癌の再発の検査は、五か月後の来年2月3日に決まりました。

イチゴの栽培は、昨年できなかった悔しさを晴らすため、「過去最高!」を目指し、

果物は、引き続き鉢替えなどを行い美味しい果物の収穫を目指します。

今の体力の衰えの状況は、73歳の年齢によるものか、肺の摘出による酸素不足か、不明です。

とにかく、毎日疲れます!

手術後の残った左側の下葉の固定は、まだ完全ではないようなので、急激な力仕事は避けています。

肺は、心臓にぶら下がっているだけで、固定は体で囲い込むだけらしい。

従って、完全に固定されるのに1年以上かかる人もいるらしい

幸い、朝5~6時からハウスに来て、夕方4~5時まで働けています。

最近思うことは、人間の体は良く出来ていて、重要な機能を果たすものは、2個以上あります。

両手・両足・両目・鼻の穴・心臓(左心房・右心房)・肺(5枚)あり、胃のように2個無いものは

腸などの代替機能で対応。

肺は5枚も有るので重要な働きがあり、1枚ぐらいなくても生きれるようになっているようです。

まづは、来年2月まで生きることを、目標に頑張ります。

最後に、肺癌になり回復してくると、生きている喜びや、働ける喜びを多く感じるように

なりました

写真1.右が手術前の館長の肺。左は、手術後の左肺上葉を摘出した後の写真

写真2.摘出した館長の左肺上葉です。長い間、たばこの害を受けて肺癌になったのでしょう。ごめんなさい!

写真3.昨年肺癌でイチゴの栽培に専念できなくて悔しい思いをしました。今年は、最高の出来栄えを目指して

    頑張っている館長です。今年は、コロナの感染が収まったら、是非遊びに来てください。!

  元気なかおり野です!

 

 

夜冷処理のイチゴの定植まで残り2週間を切りました。

東京の感染が少し終息の方向が見えてきました。

山梨は、拡大が収まりそうにありません。

私達は、ジッと我慢してコロナの感染が収まるのを待ちます!

イチゴの栽培は、苗の出来栄えが主格の出来栄えの6~7割以上影響します。

今年の夏の長雨で、苗の生育が遅れ気味です。

様々な日照対策を実施しました。

それだけでは、苗の出来栄えの遅れを折り戻せそうにないので、定植から収穫までの

管理を向上させて、良いイチゴを沢山作りたい。

これから、定植、出蕾、開花、摘花収穫と館長の持っている最大の技術を駆使して

過去最高のイチゴを作りたい。

農業は天候に左右され不作になることが多いです。

しかし、他の農家が不作の時こそ、自分の作物の出来栄えが良ければチャンスなのです。

日照不足のピンチをチャンスに変えるよう頑張ります。

かおり野はは、元気が良すぎるので、葉欠きをして栄養成長から生殖成長に切り替わるよう、

葉欠きを強くして、受精を落とします

地上部の出来栄えだけでは、苗の出来栄えを判断できないので、章姫と紅ほっぺと愛ベリーの

根の量の調査をしましたが、8月15日に調査した時と比較して、あまり根の量が増えていませんでした

これからの2週間は、根の量を増やすよう管理します。

写真1は、葉欠き前のかおり野。大きい株になりすぎです。

写真2.かおり野の受精を落とすために、新葉2枚と新芽だけにしました。

真3。根の量を調査した左から、章姫・紅ほっぺ・アイベリー。

    地上部は、茎が長いが葉も大きく良さそうに見える

真4.一番左の章姫は、8月15日に比べて根の量は増えていない。

    真ん中の紅ほっぺと愛ベリーの根の量は増えています。

    定植まで残り2週間をかけて、根の量を増やしたい。

イチゴの夜冷処理を開始しました。収穫開始は、12月上旬を目標!

東京のコロナの感染も頭打ちになってきました。

皆さんの努力の結果でしょう。昔みたいに感染者数が一けたになることは、

ないでしょう。

猛暑が復活してきました。

昨年の夏は、8月10日から8月末まで、甲府は36~7度の猛暑でした。

昨日は、久しぶりに外気温が36度を越したので、猛烈に暑く感じました。

病み上がりの館長は、腰が抜けて倒れそうでした。

今日は、最高気温が36、6度。いちご狩りハウス内は、42度に達しました。

館長がブログを書いているハウスの温度は、42度です。

スポットクーラで体を冷やしながら、ブログを書いています。

通常は、外気温が35度を超すときは、午後お休みにするのですが、

出荷や定植を真近に控えて仕事が多いのと、コロナのワクチンの2回目の副作用で

女性のパートさんが、火曜日からお休みで、さらに忙しくなっています。

9月4日は、コロナワクチンの2回目の方が2人おられるので、副作用でお休みする可能性が高いです。

9月4日の週の仕事は出来るだけ、前の週に前倒しの計画に変更しました。

水曜日までは、日照不足対策に追われていたのに、昨日から猛暑対策です。

イチゴさん達は、カレンダーを持っていないので、今日の暑さで真夏を感じているでしょう。

なるべく暑さを感じないように、イチゴ狩りハウスは、黒の遮光1枚と白の遮光1枚。

さらに、温度を下げるようにハウスミストを長時間出しています。

写真1。来週からの出荷を控えて、苗の選別をしています。

    選別の基準は、やはり一番重要な根の量と根鉢の形成です。苗の大きさは、

    こじんまりと小さい方が良いのですが、今年は7月からの日照不足で

    苗がヒョヒョロの徒長苗です。当館は、他の農園より苗取が早く

    館長が様々な対策をしているので、他の農園に比べれば、良い苗です。

    他の農園では、苗が腐ったり病気になったりして、苗が大きく成長しなくて

    困っているようです。写真の苗も大きさや根の量で選別したので、

    そろった苗です。

写真2.夜冷処理を開始したハウス。収穫は、12月上旬。

    手前は、かなみ姫。奥に見えるのが章姫です。

    日照不足対策は万全ですが、背が高く徒長気味です。

    この暑さのため、遮光をしています。

写真3.半夜冷処理のハウス。12月中旬の収穫が目標。

    手前は、さちのかです。これから遮光カーテンを閉めます。

写真4.遮光カーテンを閉めてから頭上冠水で苗を冷やしてあげます。

    苗が、断然元気になります。もやって見えるのが、ミストです。

写真5.遅い夜冷処理のハウス。12月下旬から収穫予定。

    遮光カーテンの下で、気持ちよさそうにミストを浴びています。

写真6.かおり野は、夜冷処理をする必要が無いので、夜冷処理をしないで定植します。

    このかおり野は、7月1日に苗取無で、直接ベット(ヤシ殻培地)に

    直接定植しました。

    かおり野の自然花芽を妨害しないように、栄養成長にならないように

    肥料管理などをしています。館長は、このかおり野が大きくならないように

    最大限の注意を払いながら栽培しています。10月10~20日頃に

    出蕾して、12月中旬から収穫出来れば最高です。

写真7.かおり野の株の大きさもそろっています。

写真8。今年から来年に向けて復活させる「さちのか」。収穫量が少ないが、甘くて

    美味しいイチゴで、人気が有ります。今年は、販売のみです。

写真9.久しぶりに「かなみ姫」を作ってみます。甘くて大きい

    イチゴです。今年は、販売のみ。

写真10.日照不足対策で、苗のトレイとトレイの間を、1トレイ分広げます。

     昨年までの対策。3割日照が増えます。

写真11.トレイの中の苗を1本間隔に並べて、5割日照が増えます。

 昨年まで、少し導入しました。

写真13.1トレイの中に半分の苗を入れますが、1列おきに並べるのでなく、

     苗を千鳥に置き、360度日照を5割増やします。

写真14.昨年までは、生育の遅れた小さい苗を短時間に大きくするために

    使用しました。

写真15.猛暑対策で数年前から購入し導入したスポットクーラ。ハウス内は、42度のため、

     我慢の限界である。あまりにも暑いので、クーラーの効いている農協に出かけて、

     涼んできました(笑い)。農協の預金ん通帳も、お金の出し入れがスマホで分かるように

     なりました。

いちご狩りハウスの苗取無の直接定植の苗が大きくなりすぎています(笑い)。

コロナな感染拡のピークが少し止まりつつあります。

コロナは、他人の力に頼らず、自己責任で出来るだけ感染を防止するしかないようです。

夏休みが終わる9月上旬まで、感染は終息しないかもしれません。

当館の従業員全員が、1回目のワクチン注射が終わりました。

順次2回目が終わるでしょう。しかし、安心せずにコロナの感染対策は継続します。

館長が取得した苗取と苗取無の直接定植のかおり野は、順調すぎるほど生育しています。

イチゴの栽培の難しさは、生育(栄養成長)を良くしすぎると、生殖成長に切り変わらず、

花芽が出ません。

従って、館長は章姫・紅ほっぺ・ホワイトベリー(白イチゴ)・アイベリー・さちのか・サラダイチゴ・

かなみ姫などは、苗を冷房(夜冷処理)してイチゴの苗が」秋が来たと勘違いして花芽分化を起こしたのを

顕微鏡で確認してから定植します。

かおり野は、少し暖かくても花芽分化を起こすので、冷房(夜冷処理)は、不要です。

従って、苗取無でベット(培地)に直接定植をし、花芽分化を起こすのを待ちます

今年のかおり野の挿し木と直接定植の苗を比較しました。

今年の挿し木苗は、苗取後の雨が多く日照時間が少なかったので、苗が例年よりヒョロヒョロ(細い)く

小さ目です。

苗取無の直接定植は、広い空間のベット(培地)の上なので、少ない日照時間でも

大きくなります。

従って、花芽分化を起こさせるようにイチゴの株の成長を押さえています。

写真1.葉欠き前の挿し木のかおり野。日照が少ないので40本入りのトレイの中で、光と水の

    奪いあいで、ヒョロヒョロと細い茎が伸びます。

   もう、葉が多くて新葉に光が当たりません。

写真2.若い新葉に光が当たるように古い葉を除去します。

    新しい新葉の茎は太くなっt出て来ます。水も頭上冠水で平等に行きわたります。

写真3.ポットのかおり野の苗は、6月30日に挿し木しました。上の写真のように

    葉欠きや頭上冠水をしながら成長させました。

    ベット(培地)の苗は、7月1日に直接定植しました。

    直接定植の苗は、成長を押さえているにもかかわらず、

   茎が太くて葉の大く、徒長していない背の低い株に育っています。

写真4.かおり野の株は、全体的に大きくなってきました。花芽分化が起きたら

    肥料を強くして大きくします。

イチゴの苗も順調に生育して、急激に大きくなり始めました!日本中が異常気象の影響で、大雨に襲われています。

コロナ感染の第五波に悩まされる中、

この季節外れの大雨で、災害を被った皆様にはお見舞い申し上げます。

2014年の大雪で、館長は、イチゴのハウス12棟を失い、一時は絶望を感じる毎日でした。

しかし、皆様に励まされていちご狩りハウスの再建に向かいました。

その節は、沢山の皆様からご支援をいただき有難うございました。

その後も台風でハウスのビニールが破損したり、ハウスが傾いたり、異常気象による

災害に悩まされています。

しかし、館長の場合は、幸いなことに住む自宅や家族を失うところまでのひどい災害ではありませんでした。

イチゴの苗は、根も出てきて順調に大きくなり始めました。

地上部は、章姫が大きく、地下部(根)は、愛ベリーや紅ほっぺが、大きいです。

私達の作業としては、苗取が終わった7月上旬から8月12日まで苗を定植するベット(ヤシ殻の培地)を

作っていました。このベットを作る仕事が一年間で、一番重労働の仕事です。

写真1.昨シーズン使用したベットのイチゴの根を株ごと除去して、ベットに水を溜めて温水消毒をした後、

    減った培地(ヤシ殻)を盛り上げます。

写真2.60本のベットの最後の仕上げです。

写真3。重労働の培地(ヤシ殻)が仕上がって、ホッとしました。

写真4。今年からかおり野は、館長の特許を導入して「苗取無で、ベットに直接定植」をしました。

    水やりなどの苗の世話が不要のため、凄く楽です!

    全体的に苗が大きくなりました。

写真5。苗の生育状況を定点カメラで7月1日から撮影開始しました。収穫できるまで撮影を継続したいと

    考えています。

写真6。9月10日に定植予定の苗を置いてあるハウス。

  株が大きくなってきたので、毎週葉欠きです。

写真7.9月20日定植予定の苗が置いてある、ハウス。頭上冠水で苗が元気に生育。

写真8.9月25日定植予定の苗が置いてあるハウス。頭上散水中の写真。

写真9.章姫の苗のハウス。18日に葉欠き予定。

写真10.章姫の苗の苗の比較。大きい苗は、当館で使用する章姫の苗で、9Cmポット。

     補植や委託生産の苗は、7.5Cmポットを使用。

写真11.紅ほっぺの苗。根の出が章姫より良いです。

写真12.アイベリーの苗。一番根の出が良いです。